1.5次会を理想の会場で挙げる為の検討時期と準備期間

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理想の結婚式の会場探しに他の人はいつから検討し、決めるのがいいのか、知りたいカップルは多いはず。準備期間に時間をかけたい慎重派・結婚決定の勢いそのまま式をしたい情熱派と、さまざまな考え方がありますが、理想の会場=人気会場の可能性は高いはず。1.5次会の会場検討期間・人気会場の下見と予約の注意点をまとめました。

1.5次会の会場決定までの開始時期・検討期間・決定時期

1.5次会結婚式の会場検討期間

1.5次会結婚式ではいろいろな会場とパーティのスタイルがあるため、カップルによって準備期間はさまざまです。一概にこれが目安です、とは言えません。
自由に結婚式のスタイルを新郎新婦で決められるため、こだわりたい演出や結婚式のイメージがあり、持ち込みや演出の自由度が高い、会場を探そうとすると、意外に会場選びは難航するようです。
準備する内容や段取りも、自分のやりたいイベントをプログラムに詰め込むと、通常の結婚式と変わらないボリュームになります。そのため、1.5次会結婚式のイメージ・こだわり・テーマがはっきりしているカップルほど、情報収集に早く動き始める傾向です。

一般的な結婚式の会場検討期間・決定時期の目安

目安として、他のカップルの一般的な結婚式・披露宴会場の平均的な検討期間を知っておきましょう。

データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017

いつから会場を検討し始め決定しているか

平均で披露宴の10カ月前に検討し始め、8カ月前に決定しています。
平均検討期間は約2カ月でした。
検討を始めた時期で最も多い時期は、なんと12カ月前から。ついで6カ月前から。データでみると、理想の会場探しには早めの行動がカギとなるようです。

会場探しから会場を決定する検討期間

会場探しを始めて、会場を検討する期間は、3カ月以内に決定するカップルが78.8%。
その中でも、1~2カ月間ほど検討して、決定するカップルが多いようです。
会場を検討し始めてから決定するまでに、訪問した会場数は平均で約3カ所ほど。
ただ内訳をみると、3カ所と答えたカップルの次に1カ所と答えたカップルが多く、事前の情報収集が、決定までのスムーズさにつながるようです。

1.5次会の会場下見前に決めておきたいこと

1.5次会の会場下見©VictoriaBee – iStock.com

1.5次会の結婚式会場を探すためにはまず、会場の下見をして、自分たちの理想と現実の確認を行います。そして下見の前にカップル二人で、話し合って決めておいたほうかいい準備と、確認ポイントを5つご紹介します。

結婚式の季節・日取り

結婚式をいつ挙げたいか。実は意外と譲れないポイントになることが多いようです。縁起を考えて大安吉日、気候のいい時期・ゲストが集まりやすい時期・演出面でベストな時期・スポットで誕生日や語呂合わせがいい記念日…など。
時期や季節で考えるようなら、検討のハードルを下げるために、複数の候補日をピックアップしておきましょう。記念日などスポットで希望の日取りが決まっているようなら、下見に行く直前にその日取りが空いているかの確認が必要です。

ゲストの人数

新郎新婦ともに、招待したいゲストの人数をリストアップしましょう。理想の会場がすでにあるようなら、会場のキャパシティの規模にゲスト数を合わせます。
少人数や大人数のように特殊な理想のパーティイメージがあるなら、招待人数の最大・最小人数を確認しておくと、金額の見積もりや、選ぶ会場の幅が広くなります。
また、ゲストが会場に収容された際に、ゲスト同士がどんな距離感と雰囲気になるのか、イメージがつきやすくなります。

会場のエリアと交通アクセス

故郷・思い出の場所・エリアの環境や雰囲気・ゲストが集まりやすい便利な場所…など、いろいろな要素がありますが、ゲストの顔ぶれから2人が譲れない優先順位を決めておくといいでしょう。
特に、交通アクセスはいいことに越したことはありません。しかし、譲れない条件が交通アクセスを上回った場合、ゲストの交通手配等をコストの考慮に入れて下見をする必要があります。

費用面での上限設定

1.5次会は会費を新郎新婦で設定するケースが多いため、できればゲストのリストアップの際に、二人で会費設定の予想を立て、自己負担分がいくらまで出せるか、上限とを決めて事前に担当者に伝えておくと、担当者からの提案と確認がスムーズです。
会費は8000円~20000円の範囲で設定されることが多いのですが、実際下見に行って、お料理のランクやおもてなしをどれぐらい充実させたいかで、会費は変わることがあります。会費の設定予想にも、多少幅を持たせておきましょう。

演出面・装飾面での自由度と持ち込み料

1.5次会結婚式を企画するカップルは、オリジナルの演出を企画していたり、装飾や衣装にイメージとこだわりを持っていることが多いようです。会費制のため、ペーパーアイテムのDIYや衣装を他社と比較検討することでコストを削減し、おもてなしに浮いたお金を回したい…と思っている場合もあります。
その際に、一番ネックとなるのが会場への持ち込み範囲と、かかる持ち込み料。希望の演出(衣装・DIY装飾・ギフト・ペーパーアイテム・動画・余興・司会等)があれば、手配と持ち込みに持ち込み料がかかるのか確認しましょう。希望の演出や装飾をすべてやるかやらないかは別として、どこまでの自由が許されるのか、会場に事前に確認しておくことは、後の準備の段取りやスケジュールを立てる際にとても重要になってきます。

1.5次会結婚式の会場を決める時期と準備の段取りの関係性

1.5次会結婚式©KulikovaN – iStock.com

よく「会場の決定は6~3カ月前までに」という情報を目にしますが、これは結婚式の準備の段取りと、ゲストへの配慮に深くかかわってくるからです。特にゲストを招待する際に配慮するなら、最低でも3カ月前までには会場を決めておきたいところです。

招待状発送前のゲストへの招待打診の時期

会場と日取りを決定したら、招待状を出す前に、結婚式に出席してもらえるか打診して検討してもらいます。事前の打診なく、いきなり招待状を発送するのは、ゲストにとって全く親切ではありませんし、ゲストもマナー違反だと受け取るでしょう。3カ月前という時間は、仕事が忙しいゲストにとって、スケジュールを事前に組みやすい時期でもあります。海外旅行好きのゲストの例では、だいぶ前からツアーに申し込んでしまった…というケースもあるため、特に来てほしい大事なゲストには早めの確認が必要なのです。

準備のコアタイムは3カ月前から

1.5次会結婚式を計画する上で、パーティの進行や演出面での様々なことを決定し、準備するコアな期間は3カ月前からです。1~2カ月で準備したという人も中にはいますが、それはタイトな段取りの工夫と、小刻みのスケジュールをすべてこなしていくバイタリティが必要不可欠なため、体調面でも3カ月前の会場決定をお勧めします。

人気会場を予約する際の注意点

1.5次会に限らず、結婚式の会場予約は大抵の1年前~1年半前からできることが多いようです。日程にこだわりがあったり、海外挙式と並行して準備をすすめている、演出面での手作りやこだわりが多い場合なら、1年前から会場検討・準備を始めるのは決して早すぎるということはありません。また、1年前に決定するということは、結婚式当日の気候や気温を確認できるため、その季節の演出や注意点を考慮することが可能です。
大人気のホテルや式場だと、吉日に予約が殺到してしまうため、予約開始を挙式予定日から数えて丸一年前~半年とに限られているようなケースもあります。
口コミや評判のいい人気会場を候補・検討に入れている際には、予約期間と会場の予約状況を確認して、結婚式の日取りの見直しや検討をしましょう。

1.5次会の会場検討の期間と準備期間の関係まとめ

1.5次会結婚式の会場の検討時期と期間は、新郎新婦のパーティスタイルによってさまざまですが、人気の会場が希望であれば1年前から下見を始めるのは決して早すぎではありません。下見に行く前に二人で希望や条件を確認しておきましょう。招待するゲストへの配慮・準備の面から、3カ月前までに会場を決定することをお勧めします。