雨の日の結婚式は縁起がよい?雨でも楽しめる演出とゲストへの対応

雨の日の結婚式©Valery Petrushkov – shutterstock.com

一生に一度の結婚式。当日に雨が降ってしまうと気分が憂鬱になってしまいます。ですが、雨の日の結婚式は悪いことばかりではありません。雨の日の結婚式は縁起がよいという言い伝えも。雨の日ならではの演出やスピーチ、ゲストへの対応の仕方をまとめてみました。

雨の日の結婚式は縁起がよい?

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結婚式の当日に雨が降ると幸せになれるという言い伝えは世界中にあるようです。

神様がお二人の一生分の涙を流してくれている

フランスからの言い伝えで、「雨の日の結婚式は幸福をもたらす」というものがあります。
新郎新婦が一生涯流す涙を神様が流してくれるという言い伝えです。お祝いの日に雨が降ったのだから、これから先は幸せな晴れの日が続くという意味合いになります。他にも、雨は神様が天使を雨粒にして降り注がせてくれるということから、神様から祝福してもらったお二人は一生幸せに過ごせるという素敵な言い伝えも。

雨降って地固まる

日本では昔から「雨降って地固まる」ということわざがあります。雨が降ると地面は柔らかくなりますが、雨が止んで乾くことで地面は固くなりよい地面になります。悪いことのあとはよいことがあるという意味合いから、結婚式に雨が降ると、さらにしっかりとした地盤の上でお二人がこれからの生活を歩んでいけるという言い伝えになります。

幸せが降り注ぐ

キリスト教では「雨は天からの贈り物」という言い伝えもあります。雨は、大地を潤し緑を育てることから、人間にとってなくてはならないものです。フラワーシャワーも雨を模した演出であるように、「恵みの雨」として幸せの象徴になります。雨が降る→幸せが降り注ぐという意味合いもあります。

雨の日だからできる演出

雨が降ってしまって決まっていた演出ができないことも。そんなときは気持ちを切り替えて、雨の日を楽しみましょう。雨の日の結婚式だからこそ楽しめる演出例をご紹介します。

入場に傘を使った演出

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コーディネートのひとつとして、おしゃれな傘を使ってみてはいかがでしょうか。新郎新婦のイニシャル入りだったり、待合室に傘を置いておきゲストにメッセージを書いてもらったものを新郎新婦の入場時に使うのもおすすめの演出です。

あじさいを使ったコーディネート

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ウエルカムスペースやゲストテーブルにあじさいを飾ったり、ブーケをあじさいにしたりと会場全体を飾ってみるのもおすすめです。梅雨の時期だからこその雰囲気が味わえます。

雨を活かしたウエディングフォトの撮影

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恵みの雨と前向きにとらえて、この時にしか撮れないウエディングフォトを撮影しましょう。傘やレインブーツ、雨粒を上手に使ってお気に入りの一枚を。大切な思い出になります。

ゲスト用にカラフルなお揃いの傘を準備しておくと、憂鬱な気分も明るくなります。ゲストと一緒に雨の日だからこそのウエディングフォトを楽しむのもおすすめです。

雨の日用スピーチを準備しておこう

スピーチは通常と雨の日バージョンを用意しておくと当日も安心です。雨の日用のスピーチの例文をご紹介します。

ウエルカムスピーチ

「本日はお足元のお悪いところ、私たちふたりのために、ご出席いただくことができ、本当に感謝申し上げます」というように、雨の日に来てくださったゲストに向けた感謝の気持ちを述べましょう。スピーチの内容に「思わぬ雨に見舞われましたが、雨降って地固まると言いますように、夫婦としての絆がより一層強まっていくものと思っております」という雨にちなんだ話をするのもおすすめです。

謝辞

「あいにくの天候の中お越しいただきまして、誠にありがとうございました」から始まり、最後に「お帰りの際にはどうぞお足元にお気をつけて下さい」という気遣いの言葉を述べるとよいでしょう。結婚式の最後の挨拶になりますので、雨の日に参加してくださった感謝の気持ちをきちんと伝えましょう。

雨の日のゲストへの対応

雨の日の結婚式は参加するゲストも大変になります。雨の中来てくれたゲストに楽しんでもらえるよう、きちんと準備をしておきましょう。

タクシーや送迎の手配

駅から近い式場を選んだとしても、雨の日はゲストも移動が大変です。雨が多い季節の結婚式は、移動手段としてタクシーチケットの準備や、バスの送迎を手配しておくのを検討するのをおすすめします。車で来るゲストもいるかもしれませんので式場に駐車場があるかも確認しましょう。

濡れたときのためのタオルを用意

雨の日はゲストが移動中に濡れてしまうことがあります。ゲスト用として受付に綺麗なタオルを人数分準備しておくと安心です。靴が濡れているので滑って転ぶ心配もあるので、入り口に靴が拭けるタオルを準備しておきましょう。女性のゲストの場合、靴を履き替える方もいるでしょう。濡れた靴を入れる袋なども用意してあると便利です。

化粧室に雨の日用のアメニティを準備

雨の日は、せっかくヘアセットしてきても崩れてしまうことがあります。男女とも化粧室に、ドライヤーやヘアスプレーを用意しておくとゲストも安心します。化粧直しができるセットや足元が濡れてしまうことも考え、タオルやストッキングの履き替えも用意しておきましょう。

雨の日の結婚式の演出や対応まとめ

結婚式の当日が雨だと新郎新婦も憂鬱になってしまいます。ですが、雨の日の結婚式は幸せになれるとの言い伝えもあるように、雨の日だからこそ楽しめる演出もあります。雨の日に参加してくれたゲストにも楽しんでもらえるよう心遣いを忘れず、思い出に残る結婚式にしましょう。

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