入籍日の決め方とは?入籍日を決める際の考え方や縁起のいい日を紹介

婚姻届け© iStock.com/sharaku1216

結婚が決まったカップルが最初に思い浮かべることはなんでしょうか。親への挨拶や結婚式の準備なども大切ですが、「まずは入籍日を決めなきゃ!」と考える方も多いのでは?

入籍日は、二人にとって結婚記念日となる大切な一日です。入籍日の決め方の参考に、チェックしておきたいポイントをご解説していきます!

どう考える?入籍日の決め方

「結婚自体は決まったけど、入籍日はいつにしよう?」「やっぱりお日柄も気にした方がいいの?」などなど、入籍日の決め方がよくわからない!という方も多いのではないでしょうか。

基本的にはお二人の好きな日で問題は無いのですが、やっぱり他のカップルがどうしているのか気になるもの。

ちなみに、全国平均では実に84.5%のカップルが「挙式日よりも前に入籍」を選んでいるようです。

結婚式の準備に集中したい、役所や職場への手続きがスムーズに進む、と考えるカップルが多いようですね。他にも、転勤や授かり婚などのタイミングで入籍するカップルもいるようですよ。

次からは、入籍日の決め方の一例をご紹介していきます。

データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019

入籍日の決め方:二人の記念日

二人が知り合った日やどちらかの誕生日など、大切にしているイベントを入籍日にするカップルも多いようです。記念日を忘れる心配もなく、二人にとってもより素敵な日になりますよね。

結婚記念日を迎える度に、二人の思い出も一緒に脳裏に浮かび上がる……と考えると、なんだかロマンティックな気がしませんか?

入籍日の決め方:覚えやすい日

© iStock.com/toeytoey2530

11月22日「良い夫婦の日」など語呂がいい日も、覚えやすく人気です。

他にも、10月8日で「永遠(とわ)の日」、11月23日で「良い夫妻の日」なんて語呂合わせがあります。お二人の関係にピッタリな日や、将来への願いを込めた日にちを選びましょう。

入籍日の決め方:結婚式と同じ日に

入籍日と結婚式の日を合わせ、記念日をひとつにしたいという考えも。ただし、結婚式の当日は慌ただしい上に、書類に不備がある際は受理されない場合もあります。

忙しい合間を縫って役所に行ったのに書類不備だった……となってしまってはあまりに悲しいので、あらかじめ役所にチェックをしてもらうのがオススメです。

なお、本人たち以外でも婚姻届けの提出は可能ですので、家族等にお願いするのも一つの手ですよ。

やっぱりお日柄の良い日に入籍したい!

様々なタイミングで入籍日を決めている世のカップルですが、やはり暦の上で縁起がいいお日柄を選ぶ方々が一番多いようです。

現代では暦を気にする方は減ってきましたが、入籍日や結婚式は縁起のいい日に、と考える人はまだまだ多数派という事でしょう。

人気の日取りは役所が込み合うことも考えられますので、吉日にしたい場合は余裕をもって準備することが大切ですよ。

ですが、そもそも「お日柄」とはどのようなものがあるのでしょうか。詳しくご紹介していきます!

縁起のいい入籍日の決め方のポイント「六曜」とは?

「本日はお日柄もよく」とはよく言いますが、お日柄とはすなわち六曜のこと。『大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅』で縁起が良いとされているんですよ♪

では、それぞれの意味を見ていきましょう。

六曜 意味
大安 何事もうまくいくとされる日。午前・午後と、一日中吉日。
友引 友を幸せに引き込むと考えられ、大安の次にお祝い事に適している。午前・夕と吉。
先勝 「先」や「勝」の言葉が入っている通り、何事も急ぐのが吉。午前中に行うのが吉。
先負 先んずれば即ち負けという意味。そのため午後からが吉。
赤口 正午、11時~13時のみ吉とされている。祝い事には良しとされていない凶日。
仏滅 祝い事や慶事を避けるのがよしとされる日。しかし、仏滅の午後より大安に向け縁起が良くなるという考えをする方も。

必ず守らなければならない、というわけではありませんが、入籍日を決める一つのご参考にしてみるのもいいかもしれませんね。

おすすめの入籍日:2020年下半期~2021年上半期

ここで、2020年下半期~2021年上半期の間で、入籍日としておすすめの日をご紹介していきます。

2020年8月13日(木)

大安と「一粒万倍日」が重なった、大変縁起の良い日です。

一粒万倍日とは、「一粒の籾が何倍にも実り素晴らしい稲穂になる」ということを示しており、始めたことが何倍にも膨らむとされています。何かを始めるにはもってこいの日柄です。

2020年9月26日(土)

こちらも大安と一粒万倍日が合わさった日です。

9月の下旬という過ごしやすい時期であり、さらに土曜日ですので、入籍や結婚式などのお祝い事にピッタリな日ではないでしょうか。

2021年1月16日(土)

一粒万倍日と「天赦日」が重なっているのがこの日です。

天赦日は日本の暦で最上の吉日とされているため、夫婦としての新たな人生をスタートするには最高の日だと言えるでしょう。

2021年5月8日(土)

こちらの日も、大安と一粒万倍日が被っています。新緑の季節に、さわやかな気持ちで結婚生活を初めてみるのはいかがでしょうか?

入籍日の決め方の注意点

ここでは、入籍日の決め方についての注意点をご紹介します。

入籍日の日柄を非常に気にする方もいる

先ほど「入籍日はお二人の好きな日で」とご紹介しましたが、中には六曜に対するこだわりが強いご両親もいらっしゃいます。

もしもお二人の記念日が仏滅などの縁起の悪い日と被ってしまった時、あまりいい顔をされないことも考えられるでしょう。

特に入籍日へのこだわりが強いカップルは「なぜその日でないといけないのか」という説明をできるように備えておくと安心ですね。

意見のすり合わせは十分に

入籍日にこだわりがある人も無い人も一定数いる事でしょう。どちらが良い悪いという事はありませんが、その価値観を共有することはかなり重要です。

意見のすり合わせを十分にしないまま適当に入籍日を決めてしまい、こだわりを感じていた方がショックを受けてしまう……なんてことが起こっては、新婚早々夫婦関係に亀裂が入りかねません。

お互いの意思を尊重しつつ、入籍日を決めるようにしましょう。

ベストな入籍日の決め方はカップルによって変わる!

© iStock.com/recep-bg

入籍日の決め方は、カップルによってそれぞれです。

思い出深い日、縁起の良い日、好きな語呂合わせの日などいろいろあるでしょうが、お二人が選んだその日は、間違いなく特別な一日になることでしょう。

自分たちにとって「これだ!」と思える、ベストな入籍日を決めましょう!