結婚式受付での挨拶の仕方を受付側・ゲスト側の両視点で解説!

結婚式の受付

結婚式で避けては通れないのが、受付での挨拶です。ゲストとして出席する場合はもちろん、受付係を依頼されることもあるでしょう。

ここで疑問なのが、「結婚式の受付ではどのような挨拶をすればいいの?」ということ。受付係とゲスト、両方の視点から、結婚式受付での挨拶の例をご紹介していきます!

結婚式の受付係はどんなことをするの?

「結婚式の受付を頼まれたけど、どんなことをするのかよくわからない……」という方もいらっしゃるのでは?

式によって多少のバラつきはあるかもしれませんが、結婚式の受付係がすることは主に、

  • ご祝儀の受け取り
  • 芳名帳への記入のお願い
  • 会場案内
  • 配布物・お車代のお渡し

です。

一見大変そうに感じられますし、実際それなりの苦労も伴いますが、大まかな流れと挨拶を知っておけばそこまで難しいことではありません。

結婚式受付の流れと挨拶:受付係側

結婚式の受付係© iStock.com/deepblue4you

結婚式の受付でやることと挨拶の例をご紹介します。一字一句正確に覚える必要はありませんので、あくまで「こんな感じのことを言えばいいんだな」というぐらいの認識をしておきましょう。

1、受付に来たゲストに挨拶

まず、受付にゲストが来たら立ってお辞儀をしましょう。その後で、ゲストの方からお祝いの言葉をいただくことになりますので、受付は出席していただいた事への感謝を述べます。

「本日はお忙しい中ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。」

この挨拶が基本スタイルとなりますが、友人や気安い間柄のゲストが来た場合には、ほんの少しだけ砕けた口上でも構いません。

また、ゲストが新郎新婦のゲストだと分かったら、

「本日は誠におめでとうございます。」

雨天など天候の悪い日には、

「本日はお足元の悪い中お越しいただき、誠にありがとうございます。」

など、可能な限り臨機応変に挨拶を変えるようにしましょう。

2、ご祝儀の受け取り

挨拶を済ませたら、次はご祝儀の受け取りです。

「ありがとうございます。お預かりいたします。」

という言葉とともに、両手でご祝儀を受け取りましょう。

3、芳名帳への記入の際の挨拶

ご祝儀をお預かりした後は、芳名帳に名前と住所を記入していただきます。筆記用具をお渡ししつつ、

「恐れ入りますが、こちらにご記帳をお願いします。」

とお願いをします。

4、配布物お渡し&会場案内の際の挨拶

席次表などの配布物を渡し、会場へ案内します。

まだ会場の準備ができていない場合、

「こちらが本日の席次表ですので、お席をご確認ください。

会場の準備が整いましたらお声がけさせていただきますので、恐れ入りますがもうしばらくお待ちください。

控室は〇〇にございます。」

というように説明をします。

また、会場に入ることができる場合は、

「すでに開場しておりますので、お掛けになってお待ちください。」

とご案内してくださいね。

この時、トイレや喫煙所など館内設備について質問されることがありますので、大まかな位置をあらかじめ把握しておくと安心です。

5、ゲストによってはお車代のお渡し

遠方からのゲストには、このタイミングでお車代をお渡しします。

「こちら、新郎新婦よりお預かりしておりました。」

というように、新郎新婦から預かっているという一言を添えましょう。

6、受付終了後、預かったご祝儀を渡す際の挨拶

すべての受付が終了し、預かったご祝儀をまとめて渡します。受取人は大抵の場合新郎新婦の親族ですので、

「本日はおめでとうございます。こちらが皆様からお預かりしたご祝儀でございます。」

という言葉とともにご祝儀を渡します。

結婚式の受付開始前、受付係は誰に挨拶する?

結婚式の受付係が挨拶を交わすのは、ゲストだけではありません。受付開始前に挨拶をしておく必要がある相手について、ご説明をいたします。

新郎新婦の親族

受付が始まる前に、新郎新婦の親族に挨拶をしましょう。お祝いの言葉と軽い自己紹介、新郎新婦との関係を述べ、「本日はどうぞよろしくお願いします」という一言で締めくくるのが、最もシンプルでオーソドックスですよ。

受付同士

受付同士、連携を取りながら対応をすることが考えられます。まずはお互いに挨拶をしておき、流れや配布物などの確認をしておきましょう。

スタッフ

会場スタッフとも、先に挨拶をしておく必要があります。ただし、この場合には自己紹介はさほど必要ではありませんので、よろしくお願いしますという気持ちだけ伝えるにとどめておいてOKです。

結婚式受付の流れと挨拶:ゲスト側

結婚式の受付に来たゲスト© iStock.com/Viktoriia-Bielik

続いて、ゲストとして結婚式に参加した際の挨拶についてご解説していきます。受付係ほどの苦労はありませんので、あまり緊張せずスマートにこなしましょう。

1、受付の方にお祝いの言葉を述べる

まず、受付の方にお祝いの言葉と自分の名前を告げます。

「本日はおめでとうございます。〇〇(新郎or新婦)の友人の▲▲と申します。」

と言い、軽くお辞儀をしましょう。

2、ご祝儀を渡す

次に、ふくさに入れたご祝儀を両手で渡します。

「ささやかながらお祝いの気持ちです。」

というように、一言添えて渡しましょう。

3、芳名帳に記入

受付の方の案内に従い、芳名帳に記入をします。誰かに代筆してもらったりせず、自分の字で書きましょう。

4、お車代を受け取った時は

お車代をいただいたら、下手に遠慮せずそのまま受け取りましょう。いる、いらないの押し問答をしてしまっては受付の方が困ってしまいますので、注意が必要ですよ。

新郎が結婚式の受付で挨拶をすることはある?

ごく稀ですが、新郎が受付に立ってゲストに挨拶をすることもあります。

「本日はお忙しいところ、ご出席いただきありがとうございます。ぜひ、楽しんでいってくださいね。」

「本日はご出席いただきありがとうございます。

日ごろの感謝をお伝えするためにご用意させていただいた会ですので、どうぞごゆっくりおくつろぎくださいね。」

というように、あまり長くならないように一言二言で感謝の気持ちを述べましょう。

結婚式の受付の挨拶はスマートにこなそう!

受付が終わったゲスト

結婚式の受付は、慣れていない人にとっては何やら難しそうな印象があることでしょう。ですが、マナーや作法、やるべきことを知っておけば、当日慌てずに済みます。

受付側とゲスト側で口上は違いますが、どちらの立場になったとしても常にお祝いの気持ちを意識することが大切ですよ。

事前に流れを確認し、結婚式の受付の挨拶には落ち着いて臨みましょう!

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