結婚生活の現実とは?結婚生活の理想と現実を徹底分析!

夫婦の日常© iStock.com/YakobchukOlena

皆さんは、どんな結婚を想像していますか?周りから聞く結婚生活は、自分が考えている結婚生活とはちょっと違う?と感じることなどないでしょうか。

結婚してみたら、理想と違った……と、実際に結婚生活をしてから感じる現実とのギャップを徹底分析しました。結婚の理想と現実への対処ポイントも併せてご紹介いたします。

結婚生活の現実は知っておいたほうがいい

これまで過ごしてきた日常の中で、「なんだか、思い通りならないな」と感じたこと、ありますか?

友達との関係や学校生活、社会人となり会社での立場や恋人ができた場合など、そのさまざまな場面で「思い通りにならない」と、感じた経験があるのではないでしょうか。

しかし、なぜか結婚だけは思い描いていた通りに進む、と思いがちではないでしょうか?

実際には多くの人が、結婚の現実問題にぶつかり、それが原因となって離婚に至る場合もあるのです。

ここでは、結婚生活の理想と現実を解説いたします。結婚後に起こる問題をしっかりと把握して、これから起こる現実に備えましょう

結婚生活の理想ってどんなもの?

結婚前に思い描いてた結婚生活。皆さんは結婚にどんな理想を抱いていますか?理想の結婚生活は人それぞれの形があるかと思います。

リクルートのブライダル総研のアンケートにおいて「結婚相手に求める条件」をまとめたデータがありますので、そちらを見ていきましょう。

【相手に求める条件 】※未婚者・既婚者で差が大きい項目Top3
<男性>

1位:「性格の良さ」 未婚者 55.6% 既婚者 49.0%
2位:「結婚相手の年齢」 未婚者 18.4% 既婚者 12.3%
3位:「共通の趣味」 未婚者 28.0% 既婚者 22.6%

<女性>

1位:「共通の趣味」 未婚者 44.2% 既婚者 27.7%
2位:「家事の能力」 未婚者 38.1% 既婚者 21.9%
3位:「仕事への理解」 未婚者 41.7% 既婚者 27.1%

結婚する相手に求める条件は、男女間ではこのような違いがでました。女性の方が結婚生活を見据えて、より現実的な視点で考えているのがわかりますね。

また、既婚者は未婚者に比べ全ての項目において、いずれも下回っています。既婚者は、結婚相手に多くの条件を求めていないという結果となりました。

データ参照:恋愛・婚活・結婚調査2015(リクルートブライダル総研調べ)

結婚生活の理想と現実:生活スタイルの違い

結婚をしたらずっと一緒に居ることができるのが、結婚する大きなメリットの一つですよね。生活スタイルで感じる結婚生活の理想と現実とは一体どんなことが生じるのでしょうか。

生活スタイルの違い:理想

仕事が遅い日も、灯りが見える家に帰れることは、結婚生活を送る上でもっとも温かい気持ちを感じる瞬間です。待ち合わせの時間や会える日の調整の必要もなくなり、時間を気にすることもなくなります。

結婚をしたら、二人でゆっくり過ごす時間が増えて、充実した時間を過ごすことができますよね。

生活スタイルの違い:現実

仕事の帰りが遅く夕飯の時間が合わなかったり、帰ってきてもすぐに横になってしまう為、会話も少なめに。または、結婚前と変わらず、友人との予定や自分の趣味を優先してしまうなど、お互いの生活スタイルのズレで寂しさを感じることがあります。

生活スタイルの違いへの対処ポイント!

仕事が遅くて二人の時間がなかなか取れない場合は、時間が取れる日に美味しいものを二人で食べようと気持ちをシフトしましょう。独身の頃の生活スタイルと変わらず、時間が合わない時は、お付き合いしていた頃と同じようにデートの約束をする感覚で予定を決めるといいですよ。

結婚生活の理想と現実:金銭の問題

お金について話し合う夫婦© iStock.com/EmirMemedovski

結婚生活において、金銭における感覚の違いやお金の使い方は大きな問題になりがちな一つです。

金銭の問題:理想

結婚をしたら、二人の貯蓄が一つの家計になることで安心感が生まれます。どちらも働いている場合であれば、二人の収入が合わさることで生活は安定します。

結婚前よりは、少し金銭的余裕ができると思っている方も少なくないでしょう。

金銭の問題:現実

どちらが家計を管理するかしないかで揉めたり、貯蓄をしたいのにお金の管理が甘い、などお金に対する考え方の相違で喧嘩に発展……。お金の問題はシビアになりやすい原因の一つです。

金銭の問題への対処ポイント!

家計の管理は、お互いの言い分があることで大きくぶつかります。実際の数字を見て、冷静に話し合うことが大切です。どちらか一方の理想を押し付けるのではなく、どういう形が自分たち夫婦にはベストなのかを何度も話し合って、すり合わせましょう。

結婚生活の理想と現実:親戚付き合い

結婚することで自分の親や兄弟以外の家族が増え、結婚生活は賑やかになります。

親戚付き合い:理想

親戚が増えることで、行事ごとに集まったり楽しく過ごすことができます。身内が増えることで、お互いの家族が結びつき、夫婦としての絆も深まります。

親戚付き合い:現実

親戚の中には、必ずしもいい人ばかりではないのが現実です。冠婚葬祭などの付き合いも増え、避けては通れないことも出てくることも。それによって、ぶつかり合う原因になる場合もあります。

親戚付き合いへの対処ポイント!

違った環境で育った者同士、理解できないこともあると割り切ってしまうことが大事です。お互い親や親族のことで揉めるのは、とても悲しいことなので、理解できない人がいるのは当たり前と最初から思っておきましょう。

結婚生活の理想と現実:家事や育児の協力

独身の頃は、1人で行っていた家事や炊事ですが、結婚をすれば二つの手で行うことができるので効率的にできます。

家事や育児の協力:理想

仕事で疲れている時は手が空いてる方がやったり、二人でやれば早く片付けることができます。子供が出来ても、二人で協力して育児をすることで、ストレスも少なく楽しんでやれますよね。

家事や育児の協力:現実

仕事があって育児に積極的に参加できない、家事の分担なんて当初の頃とは全く比重が違ってくる……。家にいる時間が多い方が、ほとんどを担うことになってしまうなど、生活していくうえで変化してしまいがちなのが、家事や育児です。

家事や育児の協力への対処ポイント!

以前に比べ、家事や育児に対する男女の意識は大分変化してきました。ですが、まだまだ社会的な立場や環境から、どちらかの負担が大きくなる傾向にあります。

思い切って家事や育児を助けるグッズや機械を購入したり、気が付いた方がやればいいなど、決まり事を二人で決めましょう。こうでなければいけないという考えは、お互いを苦しめますよ。

結婚生活の理想と現実:仕事への理解

今や多くの夫婦が共働き世帯と言われています。仕事への理解は、男性側と女性側で意見は変わってくるでしょう。

仕事への理解:理想

お互い働いている場合、どちらか一方の帰宅が遅くなっても、仕事をしている者同士ですから、理解ある調整ができるでしょう。仕事のグチや不安も、夫婦なら言いやすくストレスも溜めないで済みます。

仕事への理解:現実

残業続きで家のことができない、休みも少なく二人の時間が取れない、できれば家庭を守ってほしいなど、仕事をしていることで発生する問題はさまざまです。

仕事への理解、対処ポイント!

男性の場合、仕事でお付き合いが続いたり、休みの日の出勤があることも。女性であれば、子育てに余裕が出来てからする仕事復帰など、仕事においての求めたい理解はさまざまなパターンがあります。

いずれも、仕事をしている方が偉いわけでも、悪いわけでもありません。仕事への姿勢や考え方によってぶつかることもありますが、お互いの環境に理解を示し、歩み寄ることが必要不可欠ですよ。

結婚生活の理想と現実:夫婦のスキンシップ

背中を向け合う夫婦© iStock.com/silverkblack

結婚をしても、ずっと仲の良い夫婦でいたいものです。誰が見ても微笑ましい関係を保てることが理想ですよね。

夫婦のスキンシップ:理想

結婚をしたら二人の時間が増え、時間を気にして過ごすこともなくなります。ご飯や寝る時も一緒ですから、テレビを一緒に観たり、好みの夕食でお家でゆっくり乾杯もできます。

夫婦のスキンシップ:現実

二人で過ごす時間が増えたのに、結婚前の方がもっとお互い大事にしていたような……?お互いだらしない格好で過ごしたり、会話も少なくなってくることもあるでしょう。

夫婦になることで、身内感覚が深まりスキンシップが減ってしまうことも少なくありません。

夫婦のスキンシップへの対処ポイント!

結婚とは生活ですので、毎日張りつめて過ごすわけにはいきません。お付き合いしていた頃は、化粧やオシャレを自然と楽しみますが、結婚すれば毎日一緒にいますから、だらだら過ごしたい時もありますよね。

お家は心も体も休める場所、と考えて日頃の疲れを労う気持ちでお互いに対して理解を示しましょう。

結婚生活の理想と現実の違いは、当たり前と受け止めることが大事

夫婦でテレビをみる© iStock.com/Milos-Dimic

ここに挙げたこと以外でも、皆さんそれぞれの中で結婚生活において理想と現実の違いを感じることがあるでしょう。ですが、どんな事柄においても「理想」はどこまでいっても「理想」でしかないことがいえますよね。

必ずそこに現実はついてまわるものです。結婚において理想と現実の違いは必ず生じるものと捉えて、それが結婚生活の現実なのだと受け止め、楽しみましょう!