沖縄で結婚式を挙げるときの平均費用や時期とドレスコート(かりゆし)まとめ

沖縄で結婚式©imacoconut – iStock.com

国内リゾート婚を挙げるカップルに人気な沖縄での結婚式。県外や海外在住者が沖縄で挙げる結婚式の費用相場、人気な時期や場所(那覇、恩納村、糸満、北部など)について紹介します。服装は、かりゆしでもOKなど沖縄独自のドレスコードや沖縄で人気のウェディングスタイルもご紹介。

沖縄での結婚式費用

平均費用相場

沖縄観光協会が出している統計資料によれば、沖縄での結婚式の平均費用は挙式で55.8万円、フォト撮影のみで10万円となっています。
平均参列者の数が20.7名となっていることから県外の人が沖縄で結婚式を挙げる場合は、家族のみや少人数で行う結婚式が多いようです。

挙式の平均費用は55.8万円ですが、そこには交通費や滞在費などは含まれていません。
新郎・新婦の平均滞在日数は3.5日なので、一泊2万円だった場合は7万円 参列者は2.5日と公表されていることから、一泊2万円なら5万円×参列者数(20.7名)=130万となります。
どこから来るかにもよりますが、飛行機代含めた交通費が一人当たり往復4万円だった場合

新郎新婦は8万円、参列者側は4万円×参列者数(20.7名)=80万円

参列者側の宿泊費や交通費をどこまで出すかは、新郎新婦や参列する人にもよって変わってきますが、両家のご両親とご兄弟が参加した場合の平均人数は8名程度なので、

挙式(55.8万円)交通費(32万円)滞在費(16万円)で総額103万円かかることになります。

シュミレート 家族のみ(8名) 参列者(20名)
挙式費用 55.8万円 55.8万円
交通費 32万円(往復) 80万円(往復)
滞在費(新郎新婦) 7万円(3泊) 7万円(3泊)
総額 134.8万円 224.8万円

旅費とご祝儀

沖縄で結婚式を挙げたときの友人分の旅費負担で多いのが、交通費や宿泊費の一部を新郎新婦側で負担するケースが多いようです。
全額負担というケースは稀で、交通費か宿泊費のどちらかを負担するか一律の金額を親族・友人関係なくお返しとして渡すケースもあります。

旅費を全てゲストに負担してもらう場合は、ご祝儀をもらわない選択をする新郎新婦が多いようです。
交通費や宿泊費の一部を負担すれば、ご祝儀をもらう方も後ろめたくならずにすみますね。

沖縄結婚式での服装

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服装

沖縄に限らず結婚式での服装は気になるところですが、スーツやドレスといったフォーマルな服装が定番です。

ただ、沖縄という土地柄独自の服装に「かりゆし」があります。
かりゆしには「縁起がいい」「めでたい」といった意味もあるため、沖縄県内の人が結婚式を挙げるときには、かりゆしを着て参列することがほとんどです。

県外の人にはあまりなじみがない「かりゆし」ですが、沖縄という特別な場所で結婚式を挙げるのだから沖縄の文化に合わせてドレスコードをかりゆしにする新郎新婦さんも多いようです。
かりゆしは、沖縄の伝統染織物でもあり、色鮮やかで通気性も良いのが特徴です。
最近では、首元がおしゃれな「かりゆし」やワンピースの「かりゆし」もあるようです。
参列者が全員かりゆしなら色鮮やかで賑わいのある結婚式にもなりそうですね。
ラフでカジュアルな結婚式をしたい方にはピッタリだと思います。

沖縄結婚式での時期

季節と気温

沖縄は年間を通して20度前後の気温となっています。
那覇市であれば、平均気温23.1度と本州に比べ暖かく、年間を通して気温の変化が少ないことも特徴です。

5月、6月あたりから気温が上がり始め、梅雨の時期とも重なることから一般的に結婚式で人気の6月に沖縄で式を挙げるなら注意が必要かもしれません。
暑いイメージを持ちやすい沖縄ですが、夏場でも32度を超える日は少ないので、本州で夏場に行う結婚式とはまた違った環境になります。
ビーチや海辺でドレスやタキシードを着て写真撮影となると、汗対策が大変なことから7月、8月の真夏に沖縄で結婚式を挙げる際には注意が必要です。
10月頃から徐々に涼しくなっていきますが、9月、10月は台風の時期と重なることから運の要素も強くなってきます。

沖縄で結婚式を挙げるなら2月~4月の雨が少ない涼しくて過ごしやすい季節を狙うのがポイントです!

  2月 3月 4月 5月
最高気温( °C) 19.8 21.7 24.1 26.7
平均気温( °C) 17.1 18.9 21.4 24.0
最低気温( °C) 14.8 16.5 19.0 21.8
降水量(mm) 119.7 161.4 165.7 231.6

沖縄の気温

参照: 気象庁統計データ 統計期間:1981~2017

沖縄観光庁のデータ紹介

沖縄リゾートウェディング

「沖縄リゾートウエディング」とは、県外及び海外に在住する新郎新婦が、沖縄でウエディングを挙げることを目的に来県し行うウエディングのこと。新郎新婦及びその参列者が、挙式・披露宴で「感動に満ちた祝福の時間」を共有するとともに、多彩なアフターウエディング等で「思い出深い特別な日」を過ごすことを目的に、沖縄でウエディングを行うことを「沖縄リゾートウエディング」とする。

沖縄リゾートウェディングの傾向

平成29年上半期(1月~6月)は対前年同期比で105.8%(380組増)の伸びを見せている。国内・海外ともに組数は増加しているが、国内の方が増加比率が高い。ウェディングスタイルとしては、チャペルでの挙式が全体の70%を占め、続いてフォトウェディングが全体の27%を占めている。

参照: 沖縄観光協会 平成29年沖縄リゾートウェディング統計調査結果

沖縄結婚式まとめ

国内で一番リゾートを感じられる沖縄であげる結婚式は、国内リゾートウエディングでも上位の人気です。旅行も兼ねて行けるから、家族と一生の思い出にこの場所を選ばれる方も多いのではないでしょうか。気をつけるべきは天気。雨季だと雨ばかりで観光にも行けない、写真もきれいに撮れない場合もあるので要注意。青い空と海の前で素敵なウエディングをおこなえる時期を狙うのがいいでしょう。

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