結婚お披露目会の会費制とご祝儀制それぞれのメリット

結婚お披露目会の会費制とご祝儀制©Halfpoint – shutterstock.com

カジュアルな雰囲気でおこなうお披露目会は、金銭的にも負担が少なくゲストが参加がしやすいよう会費制を選択するカップルが多く、ご祝儀制を選ぶ方は少数といわれています。会費制かご祝儀制か、どのように選んでいるのでしょうか。結婚お披露目会のご祝儀制と会費制それぞれのメリットや注意点、ご祝儀制でおこなうケースをご紹介します。

お披露目会は会費制とご祝儀制どちらがよいのか

結婚お披露目会の会費制とご祝儀制©Sergii Sobolevskyi – shutterstock.com

通常の結婚披露宴とは違い、カジュアルなスタイルでおこなうお披露目会では会費制でおこなうことが大半のようです。理由として、お二人のお披露目をすることを目的としているため、結婚式要素を省きシンプルな内容で、会費を低く設定することでゲストが来やすい環境作りとして会費制を選ぶカップルが多くいます。しかし披露宴までとはいかなくても、ゲストへのおもてなしを重視したいと考えるカップルはご祝儀制を選んでお披露目会をおこなっている方もいるようです。どちらもゲストのことを考えての選択になります。自分たちのお披露目会には会費制かご祝儀制かどちらがよいのか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。

会費制のお披露目会をおこなうメリット

会費制のお披露目会©jamesteohart – shutterstock.com

会費制のお披露目会では、ゲストに負担が少ないことがメリットにあげられます。会費制の場合一人あたり10000~15000円程度の会費になり、ご祝儀に比べ金額が安く設定されていることでゲストも参加がしやすく、新郎新婦も誘いやすくなります。会費が一律の料金になるため、ゲスト全員から公平に徴収されるのでご祝儀金額の多い少ないを気にする必要もありません。他にも回収金額が明確なため、見込みがつきやすく予算に合わせた内容にすることができます。会費制では、ゲストは友人メインでおこなわれることが多く、ゲストと食事や歓談を楽しむカジュアルなスタイルになります。

ご祝儀制のお披露目会をおこなうメリット

ご祝儀制のお披露目会©jhhiropi – iStock.com

お披露目会というとカジュアルなパーティーのイメージがありますが、ご祝儀制にすることで格式高くおもてなしを重視したパーティーをおこなえるのがメリットです。ご祝儀制の相場は一人あたり30000円ほどが目安となるので、金銭的に余裕をもったおもてなしプランを考えることができます。披露宴のように、ゲスト一人一人に、引き出物・引き菓子・席を用意して、きちんとフルコースの料理でおもてなしをするスタイルができるため、両親や親族、上司など、目上のゲストが多い場合も安心して招待することができます。

お披露目会をご祝儀制でおこなうケース

親族のみでおこなう場合

親族のみの場合、カジュアルにおこないたいと考えるカップルもいるかもしれませんが、会費制のパーティ形式に理解が難しい親族が多いときは、ご祝儀制にすることもあるようです。親族のみでおこなう場合は目上の方が多いので、カジュアルなスタイルよりもゆっくりと着席しながら食事が楽しめるようなフォーマルよりのお披露目会にするとゲストに喜ばれます。

おもてなしが必要な仕事関係の方や目上の方をお招きする場合

カジュアルなパーティ形式でおこなう会費制では立食スタイルが多くあります。その場合、上司や目上の方をお招きして、失礼にあたるのではないかと感じてしまうこともあるようです。おもてなしが必要となる仕事関係の方や目上の方を招待する場合は、できるだけ格式と着席を重視したほうがよいでしょう。

格式高い会場でおこなう場合

お披露目会であっても、しっかりとおもてなしをしたいというカップルはホテルや高級レストランのような格式高い会場を選ぶことも。その場合、会費制にしてしまうと自己負担が増えてしまったり、予算を気にしてしまいおもてなしの部分のグレードを下げてしまうこともあるようです。格式高い会場できちんとしたおもてなしをしたい場合、ご祝儀制にしたほうが望ましいでしょう。

会費制とご祝儀制のお披露目会それぞれの注意点

会費制の場合

会費制の場合、本格的な結婚式を望んでいる親族や目上の方には理解が難しいことや、慣れていない方は「会費+ご祝儀」も必要なのかもと迷ってしまうこともあります。事前に会費制でおこなう理由や会費以外は必要ないことを伝えておきましょう。また、予算に合わせた内容にできるのがメリットではありますが、費用を抑えすぎてゲストの満足度が下がらないよう注意しましょう。

ご祝儀制の場合

ご祝儀制の場合、ゲストもそれに見合ったお披露目会を期待します。そのため、いただいたご祝儀の金額に釣り合う会場や内容にしなくてはいけません。どこに費用をかけるのか、どこまでのおもてなしをするのか事前に考えておきましょう。また、ご祝儀制では金額の幅があるためどのくらい回収ができるか分かりづらいため、予算がある場合はオーバーしないよう気をつけましょう。

結婚お披露目会の会費制とご祝儀制それぞれのメリットまとめ

結婚お披露目会では、ご祝儀制、会費制とどちらもメリットがあります。ゲストとどのように過ごしたいのか、おもてなしをどこまでするのか、どのようなお披露目会にしたいかによって決めるとよいでしょう。「ゲストからいただいた金額=おもてなし」が釣り合っているかを考えながら、ゲストに満足してもらえるようなお披露目会にしましょう。

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