結婚式の費用予算100万以内でできるパーティプラン例を大調査

100万以内の費用の結婚式プラン©alphaspirit – shutterstock.com

結婚式の一般的な費用相場を調べると、200~300万円という数字を目にして「こんなにかかるのか…」と愕然とした人も多いのでは。結婚式では自己負担金以外にご祝儀や両親からの援助の見込みがあるので、プランの平均金額が上がる傾向です。費用の上限金額をシンプルに100万円と考えた際、どんなことが出来るでしょうか。

結婚式の総額費用を100万円以下にしたい場合の考え方

結婚式の総額費用を100万円以下©Chain898 – shutterstock.com

結婚式にかかる費用の総額
=ゲストからのご祝儀or会費+自己負担金(+親からの援助)

結婚式の費用は、すべて自己負担金でまかなっているわけではありません。
自分達が貯蓄から負担する金額以外に、参加ゲストからいただくお祝いや会費でまかなう以外に両親や親族が援助してくれるケースが多いのです。そのため、いただくお祝いや援助に見合った結婚式を…と考え、全体的に費用が上がる傾向です。

結婚式費用100万円の考え方

・結婚式にかかる費用総額を100万円と考える
ご祝儀や親の援助にかかわらず、きっちりと結婚式全部の費用を100万以内で抑えたい。
・二人が出せる自己負担金を100万円と考える
ご祝儀や親の援助に上乗せして、自分たちが負担する金額を100万以内に抑えたい。

このような2つの考え方があります。
今回は総額100万以内でできる結婚式プランの考え方についてご説明します。

一般的な結婚式(挙式+披露宴)の費用相場

参考用に一般的な結婚式の相場をまとめてみました。

挙式、披露宴・披露パーティの平均総額・・・357.5万円
ゲスト数平均・・・69.4人
ご祝儀平均総額・・・232.8万円
自己負担の平均持ち出し額・・・142.8万円
両家親からの平均援助額・・・174.5 万円

結婚式を構成する費用

会場にかかる費用 ゲストにかかる費用 二人にかかる費用
・挙式料
・会場使用料
・機材使用料
・音響使用料 など
・料理(×ゲスト数)
・飲み物(×ゲスト数)
・引き出物(×ゲスト数)
・サービス料(×ゲスト数)
・ペーパーアイテム
(×ゲスト数)
・お車代 など
・新郎新婦衣装料
・ブーケブートニア料
・装花装飾料
・ウエディングケーキ料
・司会料
・ヘアメイク介添え料
・写真、動画撮影 など
会場の格式、人気、立地条件(交通要地・都市部・観光地など)が上がるほど費用が高くなる ゲスト数が多くなるほど、ゲストへのおもてなしが手厚くなるほど、費用が高くなる 二人のパーティへのこだわりが強くなるほど費用が高くなる

100万円という限られた金額の中で結婚式を計画する場合、この3つすべて取り入れて計画することは不可能です。100万円という金額のうち、どの部分にウエイトをおいて結婚式をするのかを絞り込む必要があります。

結婚式費用100万円でゲストをより多く招待したい場合

基本的に結婚式を行う費用のうち、ゲストの料理と飲み物だけで1/3を占めています。そのため、ゲスト1人当たりにかかる費用単価を低くすることで、より多くのゲストを招待することが可能です。

【提案プラン1】会費制のパーティ婚

100万以内で50~60人程度ゲストを招待したいと考えた場合は、結婚式を二次会のような会費制で、カジュアルなパーティ婚を行うことがおすすめです。会費制結婚式は会費の値段設定でゲストにもカジュアルなパーティであることが伝わりますので、装花装飾などにそこまで費用をかけなくて済みます。
例えば、会場・ゲスト・二人にかかわる3つの要素のすべての費用を削って会費制結婚式を行うとすると、会場使用料とゲストにかかる飲食代・ギフト代のみで済んでしまいます。
衣装は普段でも使用できるスーツとワンピース、ギフトはプチギフトのみ、会場はレストランやカフェのようなスペースで行うことで、さらに費用を削ってゲスト数を増やすことも可能です。
ただ100万円の予算でゲスト数を重視しすぎると、パーティのエンターテイメント的な部分に費用をかけられなくなる上に、料理も飲み物のランクも落ちるため、単なる飲み会との線引きが難しくなります。

【提案プラン2】1.5次会ウエディング

もう少し結婚式としてきちんと結婚式らしくしたい場合は、ゲスト人数を40~50人以下に抑えて、披露宴要素を取り入れた会費制の1.5次会スタイルの結婚式にすることができます。

結婚式費用100万円で手厚くゲストをもてなしたい場合

【提案プラン1】少人数制(20~30人)ウエディング

一般的な結婚式を行う際の人数と費用を予測する際、5万円×人数分がざっくりした目安と言われています。そう考えると、結婚式としての体裁を整えながらゲストをおもてなしするなら20人ほどの結婚式であれば目安で予算内でのクリアが可能です。

【提案プラン2】お食事会ウエディング

もう少し切り詰め、挙式やケーキ入刀のようなセレモニーを省いて、食事と歓談のみのシンプルな「お食事会ウエディング」であれば、ゲスト数を増やして30人ほどの招待が可能です。

結婚式費用100万円で挙式を行いたい場合

【提案プラン1】家族と二人のみで行うリゾートウエディング

両家両親4名と新郎新婦二人だけで、旅行を兼ねた海外リゾートや国内リゾートで挙式+パーティを行うことができます。6名で100万円以内におさまるようにプランを提示しているプロデュース会社も数多くあります。ただ、選ぶリゾート地や季節、オプションによって費用が大きく変わりますので注意してください。単純に費用を押さえたい場合は、挙式後のパーティの内容を控え目にしたり、一部はプロデュース会社を通さずに自己手配を考えるなど工夫が必要です。

【提案プラン2】親しい身内まで招待した神社挙式+お食事会

和婚ブームで親族のみの神社挙式+お食事会ウエディングも急増中です。特に大きな神社の場合は、神社の敷地内に披露宴会場を併設していることがあり、他の施設と比べ価格的に低めなのです。ゲストの移動交通費もかからないために、20~40人ほどでしっかりしたおもてなしの披露宴ないしお食事会が計画できます。

結婚式の費用予算100万以内でできるプラン例まとめ

結婚式費用を総額100万円以内に収めたいと考えた場合は、パーティを企画する際にどこにこだわりポイントを置くかが重要です。100万円で多くのゲストを招待し、一般的な挙式と披露宴を行うことは難しいですが、挙式・ゲストへのおもてなしの度合い・ゲスト数・演出面などを見直して、結婚式でのこだわりポイントをかなえられるようプランを組めば、さまざまなスタイルで実現可能です。

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