結婚式費用の自己負担は50万以内で可能?予算内金額で叶えたい

結婚式費用の自己負担50万以内のプラン©zimmytws – shutterstock.com

結婚式のための二人の貯金が少なく、自己負担できる金額が50万以内でも、ゲストに心を込めたおもてなしを楽しんでもらえる結婚式は可能です。結婚式のどこを重視するのかを明確にすることで、節約しながら二人の夢やこだわりを詰め込んだ結婚式にする方法が必ず見えてきます。

データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2018

結婚式の費用を自己負担50万以内で叶えるために

まずは、自分たちが結婚式の費用として使えるお金の総額を確認しましょう。

ゲスト数×ご祝儀相場or会費設定金額

招待したいゲストの数を確認しましょう。結婚式でパーティを行う費用として考えることができます。結婚式の形式を、一般的にご祝儀を頂いて行う結婚式にするのか、会費を頂いて行う結婚式にするかで金額は変わってきますが、一般的なご祝儀の相場は30000円会費の相場は10000~20000円です。

親からの費用援助

親からの援助があったというカップルは70%ほど。多くのカップルが結婚式の費用で親からの援助を受けています。もし結婚式に関して親が援助してくれる場合には、計画を立てる早い段階で見込み金額を聞いておきましょう。

二人の資金(自己負担)

今回は二人の自己負担が50万円と決まっています。 ひと昔前は結婚式の費用は、会場側に前払いか当日払いであることがほとんどでしたが、現在は後払い・分割払い・カード払い・ブライダルローンが組める会場も多くなり、支払い方法はいくつかの選択肢から選べることが多くなりました。貯金がない場合や、持ち出し後の生活に不安がある場合は、下見や打ち合わせの段階で会場の担当プランナーに支払い方法について確認をとりましょう。支払い方法が明確で不安がないことが、結婚式の準備に迷いをなくします。自分達の今後の生活に支障が出ないよう支払い提案を受けましょう。

結婚式の費用とご祝儀制・会費制にするかの選択

ご祝儀制結婚式

ゲストがお祝いとして包んでくれるのがご祝儀。 一般的な相場は3万円ですが、新郎新婦との関係性や年齢差によって包む金額を多くしてくれるゲストもいます。ゲストの人数分収入があるため、ご祝儀制にすれば、ある程度整った形での結婚式が実現が可能です。 ただし、ご祝儀を頂くということはゲストの金銭的負担か大きくなることを忘れてはいけません。ゲストがお祝いで包んだ額が上がるほど、会場ランクやサービスへの期待値は上がるため、フォーマルさを重視した結婚式であるということが前提になるのです。また、装飾や演出もそれなりのクオリティが必要です。ご祝儀の金額に見合ったサービスが受けられる会場にするためにランクを上げると、提携している業者のランクも上がり、料金が上がり、結婚式の費用は大きくなっていきます。

会費制結婚式

パーティでゲストへのおもてなしに必要な飲食代・ギフト代・会場費のみ「会費」として負担してもらい、基本お祝いはいただかないという考え方が会費制です。そのため、自分たちのこだわりにかけられる費用が明確に見えやすくなります。会費制にするメリットは、ゲストの金銭的負担が少なくなるため、会場やサービスへの期待値は会費設定金額に比例することです。会費制結婚式は「カジュアルなウエディング」という認識が一般的で、そこまでフォーマルな形式を求められないので、装飾や衣装にそこまで費用をかけなくても問題はありません。「結婚式への自分のこだわり」との折り合いを、どこでつけるかが大切です。

結婚式の自己負担費用を50万以内に抑えるための考え方

即日融資で50万円借りたい 今日中に50万円借りる方法©Piotr Adamowicz – shutterstock.com

一般的な結婚式の費用

参考用に一般的な結婚式の相場をまとめてみました。

挙式、披露宴・披露パーティの平均総額・・・357.5万円 ゲスト数平均・・・69.4人 ご祝儀平均総額・・・232.8万円 自己負担の平均持ち出し額・・・142.8万円 両家親からの平均援助額(あった場合のみ)・・・174.5 万円

これを見ると、結婚式の自己負担は100万以上かかるカップルがほとんどです。自己負担金額を50万以内に抑えるためには、一般的な結婚式に比べると50~100万ほど、どこかで節約ポイントを見つける必要があることがわかります。

結婚式を構成する費用

会場にかかる費用 ゲストにかかる費用 二人にかかる費用
・挙式料 ・会場使用料 ・機材使用料 ・音響使用料…など ・料理(×ゲスト数) ・飲み物(×ゲスト数) ・引き出物(×ゲスト数) ・サービス料(×ゲスト数) ・ペーパーアイテム(×ゲスト数) ・お車代…など ・新郎新婦衣装料 ・ブーケブートニア料 ・装花装飾料 ・ウエディングケーキ料 ・司会料 ・ヘアメイク介添え料 ・写真、動画撮影…など
会場の格式、人気、立地条件(交通要地・都市部・観光地など)が上がるほど費用が高くなる ゲスト数が多くなるほど、ゲストへのおもてなしが手厚くなるほど、費用が高くなる 二人のパーティへのこだわりが強くなるほど費用が高くなる

自己負担金50万円という限られた金額の中で結婚式を計画する場合、この3つすべて取り入れて計画することは不可能です。この項目の中で、何を重視してこだわるかをまず絞り込むことが大切です。できるだけ費用を全体的に削るために、こだわりながら元々の費用を下げられる方法を考えましょう。

会場にこだわりたい場合

人気のないシーズン・日取り・時間 どうしてもやりたい希望の会場がある、または立地やアクセスを考えると選ぶ場所が限られるなどの場合は、会場にかかる費用そのものをできるだけ安く済ませるために、人気のないオフシーズン(7~8月・1~2月)・人気のない日取り(仏滅・平日)・時間帯(日曜の夕方~夜)などから選ぶ、または3~1カ月以内の空いている日取りから選ぶなど、会場が割引特典をつけてくれる時期を選びましょう。

ゲストへのおもてなしの質を上げたい場合

徹底した会場の下調べと試食フェア参加 ゲストへのおもてなしで料理・飲み物・ギフトへの満足感を高めたい場合は、レストランなどで料理の口コミや評判に定評がいい、コストパフォーマンスのいい会場(レストランなど)を、しっかり下調べをして試食を重ね、じっくり選ぶことが大切です。飲み物は会場によって持ち込みが可能な場合もあり、コストをかけず飲み物の種類を増やせることができる場合も。

二人の衣装や装飾・演出などこだわりたい場合

持ち込みフリーの会場を探す 本来は結婚式費用を節約するとすれば、ここが一番削れる部分です。50万以内の自己負担という上限がある以上、その枠内で衣装や演出・映像にこだわりたいなら、持ち込みOKかつ持ち込み料フリーの会場を探すことが非常に重要です。持ち込みが可能であれば、衣装・映像・司会等の業者選びが低い価格帯の中で選択肢の幅が広がります。また、DIYや自己制作、友人への協力依頼などでこだわりを叶える方法もあります。

費用総額50万円でできる結婚式とは

自己負担50万円ではなく、結婚式にかかる費用総額が50万以内で、結婚式らしい内容ができる方法として、現在は次のようなプランがあります。ご祝儀見込みや親の援助が考えられない場合でも、様々なプランで結婚式が実現可能です。結婚式費用について見直す上で、ぜひ参考にしてください。

二人だけの海外ウエディング

・挙式+フォト撮影+旅行代 ・ロケーションフォト撮影+旅行代 挙式またはフォト撮影のみ・時期・手配の方法などにもよりますが、50万円でグアムなどの海外リゾートで旅行代込みで可能です。

神社での結婚式

・二人きりの神社での挙式+写真撮影のみ ・両家両親と二人(計6名)で挙式+食事会 どちらも和装の衣装つきでの結婚式を行うことができます。神社の境内に併設の結婚式会場を持っているほど、費用は抑えられます。

ホテル・専門式場ウエディング

・挙式+食事会 10名ほどのゲスト数で挙式と食事会が楽しめます。50万以内で衣装、写真撮影(1カット記念撮影)がつく場合があります。

・食事会+写真撮影 10~15名ほどのゲストと、ドレスや和装・ヘアメイク付きで、写真撮影と食事会が楽しめます。

会費制パーティ婚

・着席制1.5次会スタイル 衣装や装花装飾にこだわらなければ、20名ほどの招待が可能です。

・立食ビュッフェスタイル 会場によっては衣装・ウエディングケーキがついて40名ほどのゲスト招待が可能です。

結婚式の費用金額を50万以内の自己負担で叶える方法まとめ

自己負担できる金額が50万以内でも、結婚式のどこを重視するのかを明確にすることで、節約しながら二人の夢やこだわりを詰め込んだ結婚式にする方法が必ず見えてきます。むしろ自分達が大切にしたいことがはっきり見えるため、無駄を省いて後悔のない結婚式が実現できます。現在では用意されたプラン内から、さまざまな結婚式・パーティのスタイルを選ぶことができます。自分たちの考えと貯金の金額から、自己負担できる費用にぴったりフィットした結婚式を選びましょう。