ウエディングドレスのレンタル相場はドレスの持込や購入と比較していくらぐらいなのか?

レンタルウエディングドレス© iStock.com/LightFieldStudios

結婚式場からウエディングドレスのレンタル料金を「1着20万円」と聞かされたら、高いと思いますか?安いと思いますか?結婚式の衣装代はとても高いものです。

高いのを覚悟している人も多いと思いますが、いざ目にすると「ウエディングドレスのレンタル相場はこれくらいが普通?」と思ってしまうのも不思議ではない金額です。

ウエディングドレスのレンタル相場は、はたしていくらなのでしょうか?その疑問に対して詳しくご紹介していきます。

ウエディングドレスのレンタル料金20万円は相場より高い?

20万円という金額は高額ですが、ウエディングドレスの料金としてはどうでしょうか?実はこのレンタル金額は、相場よりも少し「安い」金額となります。

結婚式場では、安いプランのレンタル衣装を提供しているところもありますが、デザインがシンプルだったり、少し古い感じだったりします。多くの花嫁さんは、ウエディングドレスのプランをグレードアップすることとなるので、ウエディングドレスのレンタル料金が1着20万円~30万円となってしまうことも珍しくありません。式場で扱っているウエディングドレスは有名ブランドのものも多いので、どうしてもこれくらいの金額がかかってしまうようです。

ウエディングドレスのレンタル料金相場

ウエディングドレスのレンタル相場© iStock.com/Dmytro Buianskyi

ウエディングドレスのレンタル料金の相場や、カラードレスのレンタル相場についてご紹介します。

新婦の衣装代の合計平均は47.9万円

結婚式の新婦の衣装代は、全国平均「47.9万円」となっています。最も平均の高かった地域は「富山・石川・福井」で平均「52.4万円」という結果でした。最も平均の低かった地域である「茨城・栃木・群馬」でも、平均「43.4万円」という結果となっております。この結果からウエディングドレスとお色直し衣装を含めて、40万円以上かかるのが相場であると伺えます。

ウエディングドレスのレンタルの料金相場は26.6万円

ウエディングドレス1着のレンタル料金相場は「26.6万円」という結果になっています。30万円~35万円だったと答えた人の割合が22.1%と最も高く、この結果からウエディングドレスがレンタルでも、30万円以上することがわかります。

カラードレスのレンタルの料金相場は1着24.4万円

結婚式の花嫁さんの衣装着用枚数は、平均2.3枚となっています。この結果からウエディングドレスのほか、カラードレスを着用する人も多いと想定されます。カラードレス一着のレンタル相場は「24.4万円」という結果です。ウエディングドレス同様、レンタル金額が高額になっていることがわかりますね。結婚式では20万円超えの衣装を2着着るので、衣装代の出費がどうしても跳ね上がってしまいます。

データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2019

ウエディングドレスを外部からレンタル!持込料の相場は?

ウエディングドレスの持込み料金© iStock.com/SolStock

結婚式場でウエディングドレスをレンタルせず、自分で持ち込む場合もあるでしょう。
「結婚式場で気に入るウエディングドレスがなかった」
「レンタル費用を抑えるために、持込みをしたい」
などの場合がそうですよね。
こういう場合に気になるのが「持込み料金」ではないでしょうか?持込み料金は結婚式場によって大きく異なるため、契約前に確認することをおすすめします。基本的には、ウエディングドレス1着につき、持ち込み料「5万円~10万円」が相場となるようです。

7割近くの結婚式場でウエディングドレスの持込料あり

結婚式を行った花嫁さんの7割近くは「結婚式場で衣装の持込料があった」と答えています。ただその中には「持込料金を結婚式場がサービスしてくれた」「レンタルした外部の衣装店が負担をしてくれた」と答えた割合が24.6%もいるので、必ず自分で負担をしたわけではありません。衣装の持込みを考えている場合は、契約前に結婚式場と交渉をしたり、外部の衣装店に相談をしたりすると良いでしょう。

なぜウエディングドレスは持込料金がかかるのか?

そもそも自分で衣装を持ち込むだけなのに、なぜ料金がかかるのか疑問に思いませんか?

衣装の持込み料は消費者に優しくないシステムですが、結婚式場の利益を守るために大切となってきます。結婚式場は衣装の提携業者から手数料をもらっているので、新郎新婦がそこを使わないと手数料はもらえません。その手数料分を「持ち込み料」として請求をして、会場側の利益を守っているのです。

新郎新婦が衣装を持ち込むことで、結婚式場には一定期間、外部衣装を保管する手間が増えます。それだけでなく万が一のトラブルも考えられるでしょう。なるべく提携業者を利用してもらうためにも、持ち込み料を設定していると言えます。

外部レンタルウエディングドレスの持込料金を抑える方法

「持ち込み料」は結婚式場の利益を守るためには大切ですが、利用者側からしたらなるべく支払いたくない料金ですよね?
衣装の持込み料金をなるべく抑えたい場合、下記のポイントを試してみてください。

  • 結婚式場を契約する前に会場と交渉をする
  • 会場の提携する衣装を確認した後に契約をする
  • 外部の衣装業者と交渉をする

結婚式場を決める際には、必ず事前に衣装の持込み料金も確認をすることが大切です。
あとから思わぬ出費が増えないためにも、ぜひ心がけてみてください。

ウエディングドレスの購入とレンタルどちらが良い?

3時間しか着ないレンタル衣装に、40万円の出費はイタイところですよね?「もう少しお金を出して購入したほうが良いかな?」と思っていませんか。ウエディングドレスは購入するよりもレンタルがおすすめです。その理由についてご紹介します。

ブランドウエディングドレスはレンタルが断然お得!

ウエディングドレスは購入したほうが、確かに自分の物となります。ただ購入した人の多くは一度も着ることなく、タンスの奥に眠らせた状態にしてしまいます。使用後にはクリーニングに出して真空パックを行うので、一度開けてしまうと再度真空パックを依頼する必要もあるのです。気軽に箱を開けることができないので、購入したとしても、多くの人は2度と目にすることがないでしょう。
そう考えると着用回数が同じなら、高額なウエディングドレスを購入するよりもレンタルのほうが断然お得です!

ブランドウエディングドレスは購入料金以外にも費用がかかる

ウエディングドレスの購入金額とレンタル金額が同じくらいでも、その他の諸経費で大きな差がでます。例えば購入したドレスの持込みには持ち込み料がかかります。また結婚式が終わったらクリーニングにも出さないといけません。これだけで5万円~10万円ほどかかってしまうでしょう。

購入金額だけでなくさまざまな費用もかかるので、ウエディングドレスは購入よりもレンタルがおすすめだと言えます。

ウエディングドレスのレンタル金額の相場は高い!

ウエディングドレスのレンタル金額の相場は、一着平均26.6万円と高額です。ただこれはそもそもウエディングドレスが高級なので仕方ありません。購入と比較をするとこの金額でもお得なので、ウエディングドレスはレンタルが良いと言えます。確かに高額な出費となりますが、一生に一度の晴れ舞台。満足する結婚式にするために、衣装は妥協をせず選んでください。