憧れの神社で結婚式!和装で神前式の費用の相場

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日本の伝統的な美しい和装スタイルに注目が集まり、それに伴い神前式の人気が静かに高まっています。神前式はホテルや式場でも挙げられますが、人生の新たな門出に歴史ある神社を選ぶことで、両家の家族を大切にする気持ちが高まり、二人の気持ちも引き締まります。憧れの神社での結婚式。気になる費用の相場は。

神社で挙式する「神前式」の平均費用の相場

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神社で挙式のみをする場合の相場をご紹介します。
挙式のみをする場合の相場は衣装代を含め、30万~60万円ほどです。挙式を考えている神社の規模・人気・オプションによって大きく異なります。
参列者の人数は多くなっても料金は変わりませんが、神前式の場合は家と家との結びつきを特に大切にするため、参列者は両家の親族のみに限られることがあります。
大きな神社では30~50人ほど参列や、外からの見学が認められるケースがありますので、必ず下見の際に確認してください。
それでは、費用の内訳と相場をご紹介しましょう。

挙式料

挙式初穂料:50000~150000円
挙式する神社に感謝の気持ちをお納めする金額です。神社によって初穂料は変わりますが、結婚式場を併設しているような大きな神社では10~15万円ぐらいが相場のようです。

写真撮影・動画撮影・アルバム代

結婚式の様子を写真(静止画)・動画に納めます。
神社での神前式は撮影が特殊なため、神社が提携する慣れたカメラマンにお願いする形がほとんど。外部のカメラマンを検討している場合は確認が必要です。
アルバムまでパックになっているケースが多く、トータルで金額はまちまちですが、相場より少々割高なことが多いです。
相場としては静止画・動画で各10万円前後です。
ちなみに、神前式中のゲストの写真撮影は禁止されていることが多いので、こちらも必ず確認してください。

ヘアメイク・着付け料金

新郎の衣装は一種類しかないのですが、新婦の着付け代は白無垢・色打掛・引き振袖のどれを選ぶかで変わってきます。高い順に色打掛・白無垢・引き振袖の順になります。
提携の業者によって値段はまちまちですが、10000~60000円と幅があります。

介添え料

着なれない和装をした新郎新婦のサポートと、挙式の進行のお手伝いをしてくれます。主に新婦のお世話で、和装のすそ回りなどに注意を払い、動きやすいようサポートし、お化粧崩れ・着崩れなども直してくれる頼りになる役目です。
介添え料の相場は10000円前後です。

雅楽の演奏等の演出オプション

雅楽の演奏・巫女の舞等の演出のオプションの相場は、どちらも30000〜50000円ほどが相場になります。

パック料金

これらをすべて含む、挙式のみのパック料金になったプランが神社ごとに用意されているケースがあります。また、仏滅や平日などは割安になるプランもありますので、比較検討してみてください。

神社で挙式する際の和装衣装代の相場

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新婦の衣装の相場

白無垢

伝統的な神前式の衣装として、最も人気の高い白無垢。レンタル費用は小物を含み10~20万円ほどになります。
白無垢と合わせる際の「文金高島田」のかつらや・綿帽子・角隠しなどは別料金となっていることが多いので確認が必要です。

色打掛

一昔前は披露宴でのお色直しの着用が多かった色打掛ですが、和装ブームで神前式での着用の人気が高まっています。価格帯は和装の中では高く、20~30万円ほどになります。
白無垢同様、かつら・綿帽子・角隠しなどは別料金になるケースが多いです。

引き振袖

黒引き振袖が伝統的な衣装として人気ですが、ほかにもいろいろな色が選べます。色を問わずレンタル費用の相場は10~15万円ほどになります。

新郎の衣装の相場

五つ紋付羽織袴

新郎の和装衣裳は、基本的には「五つ紋付羽織袴」一択で、こちらも一式レンタルをするのが一般的です。
白足袋や白草履などの小物も含め、レンタル費用相場は5万~10万円程度となっています。

神社挙式後の披露宴の相場

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神社挙式後、披露宴や披露パーティを行う場合は、神社内に併設されている会場を使うか、提携している会場から選ぶ方法があります。また、挙式だけ神社で行い、提携外の会場を選ぶ方法もあります。

神社内にある披露宴会場

移動が非常にスムーズです。
パーティの規模にもよりますが、神社に併設されている会場で披露パーティを行う場合は会場費用が無料になることが多く、他の会場に比べ割安でパーティを行えることが多いのです。その分競争率も非常に高くなり、人気の神社は1年以上前からの予約が必須です。
神社での挙式とセットになっているケースが多く、通常の結婚披露宴の相場より100万円ほど安い相場です。

神社の外にある提携の披露宴会場

神社と提携している会場から選んで決めることができます。提携しているため、割引やゲストの移動時にバスを出す手配ができるサービス(有料)などがあります。
比較的神社から近いことが多いのですが、本当に近い提携会場は人気が高く、こちらも予約困難な場合が多いです。
 
・ホテル
・専門式場
・レストラン
・料亭
 
などの中から、自分たちにあった会場を選ぶことができます。相場はその会場ごとで異なり、その会場がもともと持っている通常プランの相場から若干の割引特典があります。

ゲストの移動交通費の考慮が必要

神社の敷地外でパーティの場合は、神前式に参列してくれたゲストの交通手配が必要になります。会場が神社と提携している場合はバスを手配したり、新郎新婦がゲストのタクシー代をもつ必要があります。

神社で結婚式をする場合の費用の相場まとめ

神社で結婚式を挙げる場合は、挙式料(挙式初穂料)のほかに、衣装レンタル代・撮影代・ヘアメイク着付け代・介添え代などがかかります。挙式後のパーティは神社敷地内に併設の会場があるならそちらでのパーティが他に比べて割安です。提携会場でも、特典やサービスが受けられることが多いようです。理想をかなえるために、費用はしっかり確認しておきましょう。