結婚式の二次会にかかる費用と平均相場

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2017年の調査によると結婚式の二次会をおこなった方は結婚式をおこなった方の46%となっています。最近では二次会はやらないという方も増えてきているようです。しかし、結婚披露宴より気軽にゲストを紹介できる二次会は、お二人の今後の人間関係をより深めることのできる素晴らしいパーティです。二次会の費用がネックになっている方、気になっている方に向けて二次会の費用相場をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017

二次会をおこなうのに必要な物品

まず二次会を行うには、何が必要でしょう。二次会をおこなうときに必ず費用がかかる物品や項目をまとめました。

基本となる物品・項目

料理、飲物、会場費、音響・映像設備使用料、照明、マイクなど。これさえあれば二次会は開催可能です。結婚式の二次会プランなどを探して予約すると、最低限の項目はついてきます。二次会プランは「お一人様6500円」などで設定されていることが多く、人数分×会費で全体の費用がわかる計算になります。

オプション物品・項目

どんな二次会にしたいかプラスされる費用があります。ゲームの景品、ウエディングケーキ、二次会用衣装、会場装飾、二次会用ムービー、プチギフトなどです。オプション項目は新郎新婦が負担するのか、会費から捻出するのかはじめに決めておくべきポイントです。

二次会の物品・項目それぞれの費用相場

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幹事に頼む場合も、新郎新婦主催でおこなう場合も費用の相場が気になります。なににどのくらいかかるものでしょう。

二次会会費の相場

男性平均金額:7100円
女性平均金額:6400円

男性の会費相場の割合がもっとも高いのが「8000円~9000円未満」で42%、女性が「7000円~8000円未満」で36%を占めています。会費の相場は地域別でのばらつきがさほどなく、低い地域で4000円代(九州)、高い地域が首都圏で平均値でした。

二次会会費の男女差額の相場

平均金額:834円
男女差額は、「男性の方が1000円~1500円多い」が49%でもっとも高く、同額が32%でした。男性の方が、女性より飲食の量が多いので、会費をプラスしている場合が多くあります。

結婚式二次会の会費の相場と費用や予算の考え方

二次会会場に支払った総額

平均金額:37.2万円
「20~25万円未満」と「30~35万円未満」がどちらも12%でもっとも高い割合でした。
地域別で差が激しく、最高平均が首都圏の37.2万円に対し、最低は北海道の12.7万円でその差が24.5万円もありました。20万円弱しかかからない地域と30万円以上かかる首都圏を含む地域がありばらつきがみられます。

二次会の新婦の衣装

二次会で別の衣装を着た新婦の割合:64.4%
外部の衣装店や二次会会場でレンタル、インターネットで購入するなどして披露宴とは違う衣装を着た新婦が多い傾向です。結婚式で着たウエディングドレスを二次会でも着たという方は32.8%いますが、ウエディングドレスをレンタルしている場合、延長料が掛かることが多く、その金額は衣裳代の20%前後が相場といわれています。新郎新婦ふたり分の衣裳代が30万円とすると、レンタル料は6万円前後になることから、二次会の衣装代を別で購入やレンタルする場合の費用を考えながら検討するのがよさそうです。

二次会で別の衣装を着た時の新婦の衣装代

平均金額:3.5万円
二次会で違うドレスを手配して着用した場合の衣装代は「2万円未満」が38%でもっとも多く、次いで「2~4万円」となっています。二次会の場合、カジュアルなドレスを着用することが許されるので、自由に好みのドレスを選ぶ新婦が多いようです。

結婚式二次会のドレスはなにを着る?

二次会の招待人数の相場

平均人数:60人
招待人数「100人以上」が最も多く15%、次いで「30~40人」が14%、「50~60人」が13%、「60~70人」と「80~90人」が12%でした。それぞれの人数に大きな差はなく、相場に関係なく。新郎新婦が招待したい人数を呼んでいるようです。

プチギフトの相場

平均金額:274円
二次会では「300円~500円」ほどのプチギフトを用意する方が多いようです。最近では、プチギフトを配らずにその分を飲食代に充ててグレードアップする方も増えているようです。その際は、招待ゲストに向けてお礼を書いたメッセージカードを帰りに渡すなどして感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。

必要?いらない?結婚式二次会プチギフトの相場と人気ギフト調査

ここまでのデータ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017

幹事と司会の飲食代とお礼

幹事全員と司会の会費料金
幹事全員と司会の会費は新郎新婦の自己負担となります。お二人の二次会を無償で引き受けてくれるお礼と、当日はやることが多く飲食はあまりできない状況なので、会費を新郎新婦が負担するのはマナーです。式場が用意するプランで、幹事分無料など特典がついている場合もあるので、気になる方は利用してみてもよいでしょう。会費無料にプラスして、1人「3000~5000円」のお礼、またはプレゼントを用意したり、落ち着いた頃に食事をごちそうすると感謝の気持ちが伝わります。

ウエディングケーキ

約30000円~40000円
二次会から参加するゲストに向けて、結婚式の雰囲気を少しでも味わってもらおうとケーキ入刀のイベントをやる方も多いです。シンプルなケーキでこのくらいの値段なので、少し凝ったデザインや段数を増やすと費用は追加される可能性があります。

ゲームの景品

約30000円~12万円
ゲームの景品の相場は「招待ゲストの人数×1000円」で考えるのがよいでしょう。ゲームをやる場合は、飲食代に景品代1000円を上乗せして会費にするパターンが多いです。ゲームの景品は二次会がもっとも盛り上がる瞬間です。あまり貧相にならないように気をつけましょう。もし二次会を盛り上げるために景品を豪華にしたければ、新郎新婦が自己負担で上乗せしてもよいでしょう。

その他、費用がかかる項目

ウエディングムービーは二次会用に作成するのか、結婚披露宴で撮影したものを二次会で流すのかで費用が変わってきます。会場装飾は、二次会会場のために装飾を用意するよりも、披露宴で使ったアイテムをそのまま飾れば節約できます。二次会の写真も綺麗に収めたい場合はカメラマンに依頼することになりますが、それだと費用が割高になってしまうので、友人に頼む方が多いようです。その場合も会費は無料にし、お礼としてお食事に招待したり、お礼かプレゼントを用意しましょう。

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結婚式の二次会にかかる費用とそれぞれの平均相場まとめ

結婚式の二次会にかかる費用は、やりたい内容によって変わってきます。会費相場の男性平均7100円と女性平均6400円を参考にしながら、上手に費用を調整してみてください。お二人のお祝いに来てくれるゲストをがっかりさせないように、おもてなしにかかる費用はきちんと確保するのが二次会の成功の秘訣です。ぜひ全員が楽しめる結婚式の二次会をおこなってください。

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