30代後半~40代結婚式の服装は?大人のお呼ばれファッション

30代後半の女性の結婚式お呼ばれの服装©HighKey – shutterstock.com

30代後半からの結婚式の服装選びで注意しなければいけない点は、友人・同僚としてだけでなく、さまざまな立場で招待されるケースが増えてくること。夫婦で、親族で、先輩として、上司としてなど、新郎新婦との関係性によって服装選びに気を付けなければなりません。気になる年齢・体型に合わせたコーデをまとめました。

30代後半から40代女性のお呼ばれシーンと立場

30代後半からのお呼ばれシーン©Moustache Girl – shutterstock.com

お呼ばれ・パーティシーンが増える30代後半

30代後半から結婚式の招待が減ってお呼ばれスタイルが不要かというと、まったくそうではなく、実はフォーマルな服装を求められるシーンは確実に増えてきます。最近は晩婚化が進み、30代~40代での結婚式も増えつつありますし、仕事関係、身内や親族の結婚式に夫婦で呼ばれる・アラフォー女子会・ディナー・同窓会・観劇・お子さまの行事(卒入学・習い事発表会)など、場に応じたフォーマルな服装や華やかなファッションを求められるシーンが考えられます。30代後半からは、年齢に応じて華やかで着て行くシーンが複数選べるような、着回しが利くお呼ばれスタイルが人気です。

大人の女性を意識した着こなしが求められる

20代~30代前半と大きく変わるのは、結婚式に招待される際の立ち位置が変わることです。
友人としてだけでなく、兄弟姉妹・配偶者と夫婦で・親戚・会社関係・上司・先輩・趣味の仲間など、新郎新婦との関係性によって、服装の選ぶ際の考え方が変わります。招待された際の新郎新婦との関係性からパーティでの立ち位置を見極め、自分が招待された意味を読み取りましょう。パーティに場慣れした大人としての上品さ、こなれた着こなしを意識した服装選びが大切です。

服装の価格帯と通販に注意

フォーマルな披露宴・結婚式に着て行く服装選びで、年齢に応じた高級感は他のゲストの視線や新郎新婦に対してお祝いの気持ちを表す上でとても大切です。
パーティの装いに慣れているため、気軽にサイズも色も選べ値段も手軽な通販に頼りがちですが、通販の怖いところは縫製や生地のチェックができないところ。今では通販で安くてファッション性の高い服はたくさんありますが、やはり“それなり感”がにじみ出てしまうのは否めません。買い求めやすい価格帯は結婚式でも二次会やカジュアルウエディング用・ディナーやちょっとおしゃれな場に着ていける用などに、うまくシフトチェンジを。

30代後半から40代の結婚式の服装選びのテクニック


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カラー選びは明るめの色がベター

顔映えを意識したカラー

輪郭のたるみや肌のくすみが、早ければ30代後半・遅くても40代前半には表れ始めます。安定の定番カラーだった黒・ネイビーの顔映えが悪くなり、デザインや着こなしを工夫しないと「老けた」と思われるのがこの頃です。逆に発色のいいカラードレスが若い頃より断然似合うようになってくるので、思い切っての購入をおすすめします。

30代からのお呼ばれの服装のカラー選び、注意点についてはこちら。

30代女性ゲストの結婚式お呼ばれドレスの色は?おすすめカラー

定番の黒・ネイビーの着こなしには注意を

顔映えが悪くなってきたとはいえ、やはりフォーマルな服装の定番カラー。着こなしのポイントは「顔周りの適度な露出」と「デザインのメリハリ」「アクセサリー」です。
黒・ネイビーはどうしても重たくなってしまう色なので、デコルテが綺麗に見える空きがあったり、アメリカンスリーブなど肩に適度な露出があったほうがグッと若く見えます。
また、強い光沢感・ハリ感・透け感など、カラーを重たく見せない生地の特性を生かしたデザインが大切です。
ネックレスやイヤリングなどのアクセサリー選びも30代のブラックフォーマルを着こなす上で大事なポイント。パールの質や上質なアクセサリーの輝きは、顔色を補ってくれる効果があります。黒・ネイビーを生かせる、華やかな輝きがあるアクセサリーがあると、30代後半からはとても効果的です。

体形はチャームポイントを見せるテクニックでカバー

それまでは気にならなかった体形が本格的に気になってくるのが30代後半。ダイエットや日々の意識ではどうにも補えない部分をゆったりした服装で隠そうとすると逆効果に。

デコルテ

ボートネックの程よい空き加減やスクウェアネックで思い切って見せるのがおすすめです。ハイネックは髪型のボリュームや全体の頭身バランスに注意を。

女性らしいニュアンスシルエット

くびれやめりはりがピッタリではなくても、ニュアンスで表現できるシルエットや素材、パターンがおすすめです。ストンとしたシルエットは、フォーマルシーンではモード感やアクセサリー選びを工夫するなど、きこなしテクニックがないと逆に更けて太って見える危険があるので、少々上級者向け。ボックスシルエットなどストンとしたシルエットのワンピースは、ロングネックレスや高めのヒールを履くなどで縦長のシルエットを意識してください。

袖まわり

袖回りにゆとりを持たせるペタルスリーブ(チューリップ・スリーブ)や二の腕を隠し手首の細さを強調するクロップドスリーブ(七分袖)のデザインがおすすめです。袖がレース使いやシースルーなと適度な透け感があるものも、腕まわりをスッキリ見せてくれます。

甘めコーデはどこかにマニッシュさ・シャープさを入れる

結婚式の服装はテイストをそろえる着こなしがおすすめですが、気をつけなければいけないのがテイスト。顔の輪郭・肌の色・肌の張りが顕著に落ちてくる30代は、「セクシー」や「可愛い」「フェミニン」など、女性としてのアイコンがはっきりしたテイストだけで着こなすのが難しくなってきます。そこで取り入れたいのがマニッシュさやシャープさ。シルエット・カラー・アクセサリー・アイテムなどにうまく取り入れると、甘辛がミックスされた着こなしができるのです。フリルでもエッジが効いたおおぶりのものを選んだり、レース使いの甘めのトップスにパンツと組み合わせるなど、甘さをマニッシュさ、辛さでうまく大人の着こなしに使いましょう。

30代後半に大人気の「袖ありワンピース・ドレススタイル」

ワンピースにボレロなど派織物のバランスが、全体的にやぼったく重たく感じられるようになる30代後半。かといって、二の腕の露出は避けたい…ということで、袖ありでもワンピースのシルエットを重たく見せないデザインのものが多くなってきました。羽織りいらずでデザイン性も高いものが多いのですが、ノースリーブに比べると少し重たく見えてしまうのは否めません。そのため、袖ありはカラーがあるものを選ぶほうが断然バランスよく見えておすすめです。

シースルー・レース袖

サックスワンピース

ケープ風スリーブ

お呼ばれ以外のシーンにも大活躍「パンツスタイル」

エレガンスなのに甘さが抜けてシャープ。かつ、女性らしい可愛いデザインがあってもパンツのマニッシュさでうまくバランスがとれるという優れもの。ジャケットやボレロとも相性がいいため、アクセサリーと羽織りでバランスを取ることで、様々なシーンでの活躍が期待できます。

パンツドレス

セットアップ

ジャンプスーツ(オールインワン)

親族・身内・職場のお呼ばれに便利な「スーツスタイル」

親族や身内のおめでたい席・職場内の集まりやお子さまの行事に参加予定が増えるのが30代後半からのアラフォー世代。パーティでも華やかさは控えめに、上品に装いたいフォーマルの席におすすめなのがフォーマルスーツ。

スーツワンピース

パンツスーツ

フォーマルスーツ

大人らしさと上品さが魅力の「ロングドレススタイル」

海外では定番のフォーマルなロングドレス。日本のフォーマルシーンではパーティ上級者向けのイメージが強いのですが、上品で大人の落ち着いたテイストと魅力が30代後半から大いにマッチするので、ドレス選びにとてもおすすめです。頭身バランスを意識してシルエット・髪型を選びましょう。

ミモレ丈ドレス

セミロングドレス

マキシ丈ロングドレス

30代後半からの和装は色留袖・黒留袖・訪問着

訪問着

ゲストとして出席するのであれば、和装は訪問着がおすすめです。親族でも格式に迷ったら、色留袖でなく訪問着を選ぶと間違いがありません。季節を表す色合わせや帯でとてもおしゃれで華やかな上に派手すぎず、着て行くシーンを選びません。また、着て行くのに手間はかかりますが、「お祝いのために手間暇をかけてくれた」と新郎新婦に気持ちがしっかり伝わります。

色留袖

兄弟や姉妹、いとこなど、主役に近い親族として結婚式に参列する場合には色留袖がふさわしいでしょう。未婚既婚問わず着用できるのも色留袖のよいところ。柔らかい色合いと品のある美しさをもつ色留袖は、結婚式という晴れの日にぴったりです。

黒留袖

身内の最上級のお祝い事に着るのが五つ紋の黒留袖。格式高く新郎新婦の母親または姉妹が着るものです。基本はゲストをお迎えする側の母親が着るケースが多いので、30代~40代身内・親族の結婚式であれば、花嫁を引き立たせる色留袖がおすすめです。

30代後半から40代の結婚式お呼ばれの服装まとめ

30代から40代のアラフォー世代のお呼ばれのフォーマルな服装は、結婚式に限らず着て行く場が増えるのが特徴です。特に結婚式では、さまざまな立場から招待されるシーンが増えるので、新郎新婦との関係性と立場を意識してパーティに応じた服装を選びましょう。手ごろなお呼ばれ用アイテムも増えていますが、披露宴などのフォーマルな席ではそれなりの高級感のあるもので。
体形や年齢に応じた着こなし方が30代前半・後半で大きく変わってきます。30代後半からは、好きな服装より自分に似合うシルエット・カラーを中心に、お呼ばれコーデを楽しみましょう。

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