結婚式の新郎衣装でスーツはあり?スーツを着る場合の考え方

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結婚式で花嫁がウエディングドレスを着る場合、新郎の衣装はタキシードにすることが一般的です。でも、新郎の中にはおしゃれなスーツを結婚式の衣装に考えたいと思う方もいるのではないでしょうか。実際にスーツは結婚式の新郎の衣装としてありなのか?スーツはどのようなときに結婚式の衣装としてよいのかご紹介していきます。

スーツとはどういう服?

スーツとは© iStock.com/Yauheni Rak

スーツは上下が同じ生地で作られている洋服のことを言います。背広、上着とズボンを組み合わせた上下セットの平服です。平服とは日常の衣装や普段着のことになるので、スーツはフォーマルな衣装ではありません。一般的にはビジネスの場で着用されることが多くなります。歴史としては20世紀の初め、アメリカのビジネスマンたちが仕事着として着用し始めたことが世界的に広まり今のスーツのイメージができあがったと言われています。

結婚式の新郎衣装にスーツはありなのか?

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挙式や結婚式の「式」とは式典になります。式典は正式な場所やフォーマルな場でおこなわれるセレモニーのことをいいます。そのため新郎の衣装としてスーツの着用はドレスコードから見て適切な服装ではないことになります。ただ、最近では形式にとらわれないオリジナルなウエディングスタイルが増えてきているので、そのような結婚式であればスーツの着用もOKでしょう。新郎がスーツを着て結婚式をおこなう場合は、衣装を会場の格式に合わせることがポイントです。ゲストとは異なる立場であることを演出するために、ブートニアを付けるなどしてゲストよりも格式が下がらないように気をつけておきます。

結婚式で新郎がスーツを着るタイミング

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前撮り

前撮りのロケーション撮影を考えるときは、緑豊かな場所や海など自然の中で前撮りすることになります。写真を撮るときにあまりかっちりしているのも不自然な印象になるかもしれません。ジャケットを脱いでベストとシャツの状態でナチュラルな雰囲気をだす方がロケーションに合う場合もあります。ただし、教会内での前撮りは神聖な場所なのでフォーマルな衣装にしておくほうが好ましいです。

カジュアルな結婚式

最近ではゲストとの距離が近く、アットホームでカジュアルな結婚式が選ばれることも多くなりました。そのようなときは教会式ではタキシードを衣装にして、お色直しで新郎がスーツでコーディネートを楽しむことができます。花嫁の衣装と合わせてウエディングドレスがカジュアルであれば格を合わせてスーツにすることもよいでしょう。

二次会

結婚式ではスーツを新郎の衣装として選ぶのは限られたシチュエーションが多いです。ですが、二次会では濃紺やダークグレーの色を使ったダークスーツを着ることも、程よいフォーマル感のある衣装としてスーツを着ることができます。二次会といえど新郎は主役になるので、ゲストと同じ雰囲気にならないようにすることがポイントです。ネクタイやポケットチーフ、シャツなどのチョイスにこだわり主役らしい華やかな着こなしにすることが大切になります。

結婚式での新郎スーツのアイデア

ネイビースーツでベーシックなコーディネート

ネイビーの3ピーススーツはくだけすぎない印象に。チェックのシャツやブートニアで華やかにして。

花嫁と合わせてナチュラルな印象のスーツに

ブラウンのシンプルなスーツは花嫁のドレス姿と並ぶとナチュラルなコーディネートに仕上がります。

チェック×ハット使いで個性的な新郎スーツに

新郎の衣装は落ち着いた雰囲気になりがちですが、柄を取り入れることでオリジナル感たっぷりな装いに。

オフホワイトのスーツは花嫁のドレスとトーンを合わせて一体感を

新郎新婦それぞれ衣装のトーンを合わせることでお二人の雰囲気に一体感がでておしゃれさがアップ。

デニムスーツでカジュアルウエディングを演出

新郎の衣装をデニムスーツにすることでカジュアルウエディングにぴったりのコーディネートに。落ち着いたカジュアルさがこなれ感をだします。

新郎衣装でスーツを着たいときは結婚式のスタイルで考えよう

最近では結婚式のスタイルがカジュアルになってきたことや、新郎もこだわりを持って衣装を着たいと考える方も増え結婚式でスーツを選ぶ方もいるようです。とはいえ、スーツは一般的にはビジネスシーンや日常の平服になるのでフォーマルには向かない衣装になるので気をつけておきましょう。新郎がスーツを着たいときは会場の雰囲気や花嫁とのバランスを考えて選ぶことが大切です。また、新郎も主役であることを忘れないようにブートニアやネクタイなど小物使いで華やかにしておくことがポイントになります。お二人が気持ちよく結婚式を迎えられるような衣装選びをしてくださいね。