結婚式のメンズ衣装は「準礼装」が基本!男性の準礼装の選び方

結婚式のメンズ衣装©Viorel Sima – stock.adobe.com

結婚式ゲストのメンズ衣装の基本は「準礼装(セミフォーマル)」となります。服装の格は「正装(フォーマル)」「準礼装(セミフォーマル)「略礼装(インフォーマル)」などがあり、結婚式では立場に合わせた服装を選ぶのが基本です。服装の格別に昼間と夜(18時~)でも選ぶ種類は異なります。ゲストに相応しい結婚式の準礼装のメンズ衣装の選び方を学んでいきましょう。

結婚式のメンズ衣装は【礼服スーツ】が基本

礼服は冠婚葬祭で活躍をする、フォーマルウエアとなります。メンズの場合スーツが基本で、お葬式用スーツの着こなし方と、結婚式用スーツの着こなし方は異なります。また、結婚式の場合は、立場や時間帯によっても礼服スーツの選び方が異なります。礼服は「正装(フォーマル)」「準礼装(セミフォーマル)「略礼装(インフォーマル)」の3種類がありますので、TPOに合わせたものを選ぶようにしましょう。選び方は次の項目からご紹介します。

結婚式のメンズ衣装!ゲストは準礼装が基本

ゲストは準礼装が基本© hrk422 – stock.adobe.com

結婚式で第一礼装とされる「礼装(フォーマル)」衣装を着るのは、新郎や仲人、父親などとなります。ゲストの場合は、少し格を下げた「準礼装(セミフォーマル)」とされるブラックスーツが基本です。最近の結婚式では、準礼装や略礼装の境目が緩くなりつつあり、ゲストが略礼装とされるダークスーツ(ネイビーやグレー)で参列をしているのも良よく見ます。

一般的な結婚式では、メンズ衣装はダークスーツでも問題ありません。ただし、準礼装(セミフォーマル)とされるブラックスーツのほうが、より相応しいと言えます。特に格式高い結婚式に参列をする場合は、正しいマナーである準礼装(セミフォーマル)とされる、ブラックスーツを心がけて参列しましょう。

結婚式のメンズ衣装「正礼装」と「準礼装」の違いは?

「正礼装」と「準礼装」の違い© ri。 – stock.adobe.com

「正礼装」と「準礼装」では、礼服スーツのデザインが異なり、見た目のフォーマル感も異なります。普段フォーマル着を着る機会が少ないと、正礼装と準礼装の違いが分かりにくいもの。「フォーマルであれば何でもOK」と考えてしまうと、失敗をしてしまいます。ちゃんと立場に合わせて、正礼装と準礼装を使い分けてください。

正礼装(フォーマル)

最も格式高い服装のことを正礼装(フォーマル)と呼びます。天皇陛下や、新内閣発足の認証式で閣僚が着ている衣装が、「正礼装(フォーマル)」となります。結婚式では、新郎、父親、仲人が着るメンズ衣装です。基本的に昼間はモーニングコート、夜はタキシードやテールコート(燕尾服)などの礼服スーツとなります。ジャケットがペンギンのような形で、長めとなっているのが特徴です。

海外ではしっかりと時間帯に合わせた正礼装をしていますが、日本では昼間の結婚式にタキシードを着たり、夜の結婚式でモーニングコートを着たりすることもあります。もともと、和装文化な国のため、時間によって着こなしを変更することに、そこまで気にしていないようにも見えます。

準礼装(セミフォーマル)

正礼装(フォーマル)に準ずる服装が、準礼装(セミフォーマル)となります。ジャケットが正礼装の礼服スーツよりも短めとなっており、スタイリッシュに見えます。準礼装の基本はディレクターズスーツですが、日本においてはブラックスーツも準礼装とされています(通常ブラックスーツは略礼装にあたる)。結婚式では、主にゲストが着用する礼服スーツです。

結婚式のメンズ衣装「準礼装(セミフォーマル)」

正礼装と準礼装の違いを紹介した部分で、メンズ衣装のセミフォーマルについて少し触れてきました。基本的には結婚式のメンズの準礼装は「ディレクターズスーツ」が基本。しかし、日本ではブラックスーツでも準礼装として扱われます。

ディレクターズスーツ

ディレクターズスーツの特徴は、ブラックジャケット、ストライプのグレー&ブラックのパンツスタイルとなります。ベストの着用は必須です。

ブラックスーツ

ブラックスーツの特徴は、ジャケットもズボンも黒という点です。通常ブラックスーツは略礼服となりますが、日本の結婚式では準礼服というときに、ブラックスーツを指す場合が多いです。

結婚式のメンズ衣装「準礼装」はビジネススーツと異なる

「準礼装」はビジネススーツと異なる© naka – stock.adobe.com

日本の結婚式では、ゲストがブラックスーツで参列をするのが基本ですが、黒であれば何でも良いという訳ではありません。同じ黒でも、準礼装とされる礼服のブラックスーツと、ビジネスで使用するブラックスーツでは印象が大きく異なります。

素材が違う

礼服スーツには、準礼装に相応しいウールなどのしっかりとした素材が、使用されていることが多いです。それと比較して、ビジネススーツはポリエステルなどの安価な素材が主流となっています。

色味が違う

準礼装とされる礼服のブラックスーツと、黒のビジネススーツでは、同じ黒でも印象が全然異なります。礼服の黒は輝きが少なく、黒の強い印象です。黒のビジネススーツの場合は、やや光沢感があり、少しグレーかかったようなブラックカラーとなっています。

デザインが違う

礼服スーツとビジネススーツを比較すると、襟や裾部分のデザインが異なっているのがわかります。礼装の襟にはステッチと呼ばれる縫い目がなく、裾にはスリットと呼ばれる切れ込みもないのが特徴です。

結婚式のメンズ衣装は準礼服を選ぼう

ゲストの立場で結婚式に差列をする際は、メンズの衣装は準礼装(セミフォーマル)を心がけましょう。基本的にはブラックスーツを選べばOKです!ブラックスーツに淡い色のネクタイを合わせて、お祝い感あるコーディンゲートを心がけてください。

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