冬の顔合わせ 服装のチェックポイントとマナー大全

披露宴・食事会場© iStock.com/maximkabb

両家の挨拶も済み、入籍をする前に行う大切な顔合わせ。自分たちの服装はどんな服装で行けばいいの?気を付けておきたい服装マナーとは?顔合わせを目前に控え、悩むのが服装にまつわるあれこれ。カジュアルすぎるのは失礼ですし、フォーマルすぎては場に合わないのでは……と悩みますよね。この記事ではその中でも、寒い「冬」に行う顔合わせの服装についてまとめました。両親や兄弟のベストな服装や、冬の顔合わせの服装に役立つカラーなども紹介します。

基本的な顔合わせ・食事会の服装

入籍前におこなう、両家顔合わせ。お互いの家族や兄弟が顔を揃えて食事をする大切な日。自分たちの服装がどういったものが適しているのか悩みますよね。ここでは、顔合わせにおける基本的な服装のマナーを説明します。

男性はスーツ、女性はワンピースが一般的

男女とも、カジュアルすぎず、フォーマルすぎない服装が一般的です。

《男性》無地のダークスーツやブラックスーツ。
    シャツは白か薄い色。靴や靴下は黒。
《女性》丈の短すぎない落ち着いた色のワンピースや、
    アンサンブル、またはスーツ。

スーツは、ビジネスライクになりすぎないよう、控えめなネックレスや小物類で調節しましょう。男性は、女性の服装の色味に合わせたスーツやネクタイで揃えバランスを合わせます。女性で、和装を選ぶ場合は、「訪問着」や「色留袖」など略礼装と呼ばれるものを合わせると良いでしょう。着物を選ぶ際にも、前もって相手方のお家に伝え、服装のバラつきが出ないよう了承を得ておくと安心です。

服装の格を、両家で合わせる

両家が顔を合わせ、親睦を深める大切な日。ここで気を付けておきたいポイントは、両家の服装の格を合わせること。お互いの家族の服装がばらばらになることがないように、事前の打ち合わせが大切です。どちらか一方がカジュアルすぎたなどでは、違和感がでてしまいますよね。また、行う会場の格に合わせた服装で統一してもよいでしょう。男性は、スーツで合わせるなど事前に両家の服装を合わせ、バランスがちぐはぐにならないようにしてくださいね。

冬の顔合わせ、服装マナーのポイント

カップルで服装を選ぶ© iStock.com/LightFieldStudios

上記の項目では、顔合わせの基本的な服装マナーを紹介しました。ここでは、寒い時期の冬におこなう顔合わせの服装で、気を付けたいマナーのポイントを紹介します。

ダークトーンでまとめすぎない

季節柄、冬はグレーや黒など落ち着いた色味や風合いのものが多いので、顔合わせではそういった色はなるべく避けましょう。明るめのベージュや、淡い明るい色のカラーをうまく取り入れてくださいね。ブルーや明るめの色は、見た目から寒々しい雰囲気になりがちです。しかし、上着など羽織りものを淡いピンクやイエローの暖色系を取り入れるなど、工夫してくださいね。

タイツやブーツなどの防寒着の選び方

冬の顔合わせは、寒くて黒の厚手のタイツを選んでしまいたくなりますよね。しかし、厚手のタイツは、カジュアルになりすぎてしまうのでストッキングが好ましいです。ベージュのストッキングでも、デニールの高いストッキングが市販されているので使用しても良いですよね。ブーツも、カジュアルな印象を与えてしまうので綺麗めなパンプスでフォーマル感を保ちましょう。

冬のコート、羽織りもの

ダウンジャケットや革ジャンなど、カジュアルな印象を与える羽織りものは避けましょう。ツイード生地など、冬らしい素材のものにしたり、フォーマルに着こなせるデザインを選び、綺麗にまとめてもいいですよね。冬の寒い時期は、基本的にインナーで調節をして、フォーマルな印象を崩さないようにしましょう。

両親や兄弟はどんな服装にするべきか?

顔合わせ食事会には、両親や兄弟も顔を合わせる大切な日。両家の家族が一同に集まる日ですので、服装も合わせることが好ましいです。顔合わせの際の、両親や兄弟はどんな服装が好ましいのか見ていきましょう。

父 親

基本的には、父親もブラックスーツかダークスーツが一般的。ネクタイは、結婚式と同じように白やシルバーのものを合わせるのが無難です。また、両家の父親の服装のスタイルも、きっちりと事前に打ち合わせをしておきましょう。ネクタイやジャケットの着用はするのかなど、細かいところも話し合っておくと安心ですよね。

母 親

ワンピースやスーツなどが好ましく、こちらも両家で格を合わせることをおすすめします。主役の二人の服装やカラーに合わせ、引き立てるような色のものを着用するのが好ましいとされています。二人より派手な印象にならないよう、父親とのバランスも合わせて服装を選んでくださいね。会場の格によっては、母親も訪問着などの和装で合わせると良いでしょう。会場に適した装いを心がけましょうね。

兄弟や親戚

基本的にはこちらも、スーツやワンピースなどを着用し、主役の二人と服装の格を揃えます。学生の場合は、制服着用でもかまいません。清潔感を心がけ、親族の統一感を出しましょう。

冬の顔合わせ、服装選びに役立つカラーと印象

ドレスを選ぶ女性
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冬の季節に選びたい、服装を選ぶ際に役立つカラーと、カラーが持つ印象を紹介します。暗くなりがちな冬のコーディネートを、明るく温かみのあるカラーを選べば華やかになりますよね。ぜひ、参考にしてみてくださいね。

印象別!おすすめカラーと印象

色やデザインがさまざまな洋服は、カラーでも印象が変わります。与えたいイメージや、印象によってカラー選びをしてみても良いですよね。顔合わせにぴったりなカラーや印象をいくつかまとめましたので、紹介します。

【色】
・ベージュ…上品、ナチュラル、安心感、
・パステルブルー…清潔、爽やか、新しい
・ペールピンク…女性らしい、可憐、
・ライトグリーン…リラックス、フレッシュ、新しい
・ネイビー…エレガント、知的、信頼
・レモンイエロー…親しみやすい、かわいらしい
・グレー…洗練、モダン
・小花柄…クラシカル、華やか

男性はネクタイの柄や色で 

男性は、シャツは白や薄い色のシャツが基本です。靴や靴下は黒できっちりとまとめますので、ネクタイで華やかに清潔感を演出しましょう。派手な色や柄のものは控え、ベースはブルー系や、グリーン系などが好ましいでしょう。ネクタイの柄のイメージを参考にして、コーディネートの参考にしてみてくださいね。
【ネクタイの柄】
・チェック柄…上品、きちんと感
・ストライプ…爽やか、おしゃれ
・光沢感のあるシルバー…洗練、知的

控えた方がいい小物

モッズコートや、ファーで作られたジャケットなどはカジュアルで顔合わせの場には好ましくありません。アウターは会場に入るまえに脱いでしまうため、目につきにくいアイテムですが、挨拶をする際などに目についてしまうため、会場や服装にあったものを用意しましょう。

冬の顔合わせ、寒い季節も華やかに

冬の顔合わせ、寒い季節はどんな服装が適しているの?そんな心配や不安を解消するポイントを紹介しました。冬の顔合わせの服装選びに役立つ、カラーの印象や服装選びもいかがでしたでしょうか。暗い印象になりがちな冬のコーディネートは、工夫次第でぐっと明るくフォーマルに仕上がります。また、二人の服装を揃えることはもちろんですが、両家の服装の格を合わせることも大切なポイント。華やかな装いを両家で揃えて、和やかで素敵な顔合わせを迎えてくださいね。