【結婚しない選択】結婚しないメリットとデメリットとは?

結婚か独身か© iStock.com/takasuu

正直、結婚をするメリットが感じられない……という方も多いのでは?

現代では結婚をしないと生きていけないということはありませんし、生涯未婚率も年々上昇しています。

ますます「結婚なんてしなくてもいいな」と思ってしまいますが、結婚しないことにはそれぞれどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

結婚しない人が増えている?

昨今、晩婚化や未婚化が叫ばれている日本ですが、具体的な未婚率はどれくらいなのでしょうか?内閣府の国勢調査によると、2015年の時点未婚率は下記のようになっています。

年齢 男性 女性
25-29歳 72.7% 61.3%
30-34歳 47.1% 34.6%
35-39歳 35.0% 23.9%

調査を開始した1960年から年々この割合は増え続けており、男性に至っては3人に1人が35-39歳の時点で未婚ということがわかります。

では、結婚という選択をしない人にはどのような理由があるのでしょうか。

データ参照:未婚化の進行: 子ども・子育て本部 – 内閣府

結婚をしない理由

仕事に打ち込む女性© iStock.com/metamorworks

結婚をするのが一般的だった時代から、必ずしも結婚しなくてもいい風潮へと変貌しつつある今日この頃ですが、結婚をしない人にはどのような理由があるのか見ていきましょう。

女性の社会進出

女性の社会進出が進みゆく現代、男性に養ってもらわないと生活が立ち行かない……という方の割合はどんどん減っています。

自分一人でも生活には困らないし、特に結婚するメリットもないと考える人も増えてきているようですよ。

他人との共同生活をしたくない

自分の生活領域を侵されたくない、他人と一緒に暮らすなんてもっての外という人にとって、結婚というのはかなり酷な話しでしょう。

それでも結婚しなければならない、という状況であれば泣く泣く飲み込むのでしょうが、結婚しなくても大丈夫という世の中であれば、「しない」という選択をする方がむしろ自然だと言えます。

自分で稼いだお金は自分で使いたい・経済的依存をしたくない

夫婦の考え方にもよりますが、結婚すると大抵は家計が一緒になります。ですが、そのことが我慢ならないという方も一定数いらっしゃるようで、特に一方的に養ってもらうことに抵抗を覚えるという考えが広まってきているようです。

たとえ結婚を見据えていたとしても、相手に「専業主婦になってほしい」と言われたらお断りしてしまうかも……という人も。

今の生活に満足している

1人で十分生活できるし、楽しい毎日を過ごしているし、むしろ制約も多い結婚をする意味が分からない!という人もいるそう。

結婚してしまえば基本的に家庭が優先になってしまいますし、当然ながら自由に恋愛を楽しむこともできません。それならわざわざ結婚しなくてもと思う気持ちも生まれることでしょう。

そもそも結婚したいと思える相手に出会えない

結婚がほぼ必然だった時代には、年頃になっても結婚しないという人に対し、周囲が世話を焼くことも珍しくありませんでした。が、結婚の必要性が低くなっている現代では、自分の力で出会い、結婚するという流れが主流になってきています。

ですが、その過程を面倒だと感じる層も少なくはなく、大変な思いをしてまで結婚するのも嫌だしな……と思い積極的に行動を起こさない方も多くいるようです。

結婚しないメリット

のびやかな女性© iStock.com/Nomad

結婚をしないということには、それぞれメリットとデメリットがあります。まずは結婚しないメリットからご紹介していきましょう!

お金も時間も自由に使える

結婚をしたら、多くの場合は夫婦で家計を共にすることになるでしょう。また、子どもができたら養育費も必要になります。なんにせよ、稼いだお金を自分以外のために使うことになるのです。

また、独身の頃は許された、遅くまで飲み歩いたりふらりと旅行に出かけたりという暮らし方も、結婚後には叶わなくなってしまいます。

ですが、結婚をしなければこういった制約が一切無く、自分の好きなようにお金と時間を使うことができますよ。

親戚関係に頭を悩ませることがない

結婚は当人同士だけのものではなく、家同士の結びつきも生まれます。義家族がいい人ばかりなら問題無いのですが、現実はそうもいかないため、親戚付き合いで悩んでしまうという人も。

ですが、結婚しなければそのような苦しみとは無縁の毎日を送ることができるというメリットがありますよ。

仕事にとことん打ち込める

顧みる家庭が無いので、仕事に打ち込みたいと思った時、心ゆくまで時間を割くことができます。

思う存分恋愛を楽しめる

特定の相手は作りたくない、まだまだ恋愛を楽しんでいたい!という方にとって、結婚しないという選択肢は最適です。

結婚後に自由に恋愛をし続けるという愚を犯すことはあってはならないので、このようなタイプの方は結婚しない方が誰にとっても幸せでしょう。

結婚しないデメリット

では、結婚しないデメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

病気やケガをした際に頼れる相手がいないことも

病気やケガで物理的に動けなくなってしまった時、家族を頼れないということは何かと苦労が伴います。

両親や兄弟が健康ならまだ救いはありますが、天涯孤独で友達もいないという状況では目も当てられません。こういったケースに備えて手を打っておかないと、後々とんでもない苦労を強いられることになってしまうかもしれませんよ。

孤独死の可能性が高まる

最近よく耳にする孤独死のニュースですが、結婚しない人にとって起こってもおかしくはない未来だと言えるでしょう。

何らかの対応策を練っておかないと、一人寂しく息を引き取り、そのまましばらく誰からも発見されない……という悲しい結末を迎えてしまいかねません。

経済的自立が必要

自分一人でお金を使えるということは、裏を返せば使うお金をすべて自分で稼ぐしかないということです。

安定した給料を得られる職業に就かないと、生活そのものが立ち行かなくなってしまうというデメリットがありますよ。

一生結婚しない!と決めたらまず貯金を

金策© iStock.com/erdikocak

これから先結婚することは無いと決めたら、真っ先に貯金を始めなければなりません。不慮の事故や病気をしても、頼れる人が周りにいない可能性は十分にありますし、老後のためにも貯金は必要不可欠です。

浪費癖があったり、うまくお金を貯められないという方もいらっしゃるかもしれませんが、四の五の言っている暇はありません。『アリとキリギリス』のような将来を迎えないためにも、貯金は絶対に必要だと断言できますよ。

結婚しないという選択肢もある

絶対に結婚しなければならないということはありませんが、その選択にはそれなりのリスクが伴います。

結婚するのもしないのもあくまで選択肢の一つですので、自分の人生を充実させるためにはどちらの方が望ましいか、よく考えることが大切ですよ。