結婚式受付のマナーって?結婚式受付の流れ・服装・挨拶のマナーまで解説!

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結婚式の受付のマナーが分からない!とお困りではありませんか?

親しい相手の結婚式に、失態は犯したくないですよね。心おきなく祝福をするためにも、マナーを知っておくことは必要不可欠です。

結婚式の受付マナーの基本を学び、スマートにこなしてしまいましょう!

結婚式の受付マナーがよくわからなくて不安……

「結婚式の受付を頼まれたけど、何をすればいいかよく知らない……」という方は案外多いのではないでしょうか。

若い世代の方は特に、結婚式を挙げる人がまだまだ多くないと思いますので、不慣れな方の割合も増えることと思います。

ですが、一日の流れと基本的な結婚式受付のマナーを覚えてしまえば、結婚式の受付はそこまで難しいものではありません。

次からご紹介していきますので、事前にしっかり予習して当日に備えましょう!

結婚式の受付係の当日の流れ

結婚式の当日、受付は下記のスケジュールで動くことになります。

スケジュール 行動
開宴1時間前 余裕を持って集合し、受付同士・式場スタッフと打ち合わせをする。
受付開始前 身だしなみを整え、お手洗いなどを済ませておく。
受付 受付業務
受付終了 預かったご祝儀をまとめ、親族の方などに渡したら披露宴会場へ

他のゲストよりも早く集合しておくことで、スムーズな受付業務をすることができます。

人見知りの方にとっては少々骨が折れるかもしれませんが、打ち合わせの段階でできるだけ受付同士でコミュニケーションを交わしておくことで、その後の業務がやりやすくなりますよ。

結婚式の受付はどんな仕事をするの?

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結婚式の受付の仕事は、主に以下の4つです。

  • ご祝儀の受付
  • 芳名帳への記帳願い
  • 配布物やお車代を渡す
  • 会場案内

この4点さえできれば大丈夫だと考えると、なんだか気が楽になりませんか?

一つ一つの業務を冷静に行い、受付をスマートにこなしましょう!

なお、詳しいやり方については後ほどご紹介していきます。

結婚式の受付マナー:服装

一にも二にもまず身だしなみが大切です。結婚式にふさわしい服装で、祝福の意を表しましょう。

女性

「受付業務をする」という事を考えた服装を選ぶ事が大切です。

  • 丈の短すぎない華やかな色のドレス
  • 足に負担がかかりにくいパンプス
  • 上品なパールのアクセサリー
  • お辞儀した時に顔にかからないヘアスタイル
  • 派手すぎず薄すぎないメイク

という基準を満たした身だしなみをしておけば、まず間違いはないでしょう。

男性

男性の服装のポイントは、フォーマルな中にお祝い感を取り入れる事です。

  • フォーマルな黒いスーツ(可能なら無地)
  • 白いワイシャツとネクタイ
  • 黒い紐付きの革靴
  • 胸ポケットには白いチーフを

ただし、結婚式の雰囲気によってはもう少しカジュアルな格好でも良いことがあります。事前に新郎新婦へどんな式になるかを訪ねておくと、服装の雰囲気も掴みやすくなりますよ。

結婚式の受付マナー:挨拶

続いて、受付業務の流れとともに挨拶をご紹介していきましょう。

1、受付に来たゲストに挨拶

まず、受付にゲストが来たら立ってお辞儀をします。ゲストの方からお祝いの言葉をいただくことになるので、その後に受付は出席への感謝を述べます。

「本日はお忙しい中ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。」

また、ゲストが新郎新婦のゲストだと分かったら、

「本日は誠におめでとうございます。」

雨天など天候の悪い日には、

「本日はお足元の悪い中お越しいただき、誠にありがとうございます。」

など、臨機応変に挨拶を変えると印象が良くなります。

2、ご祝儀の受け取り

挨拶を済ませたら、次はご祝儀の受け取りです。

「ありがとうございます。お預かりいたします。」

という言葉とともに、両手でご祝儀を受け取りましょう。

3、芳名帳への記入の際の挨拶

ご祝儀をお預かりした後は、芳名帳に名前と住所を記入していただきます。筆記用具をお渡ししつつ、

「恐れ入りますが、こちらにご記帳をお願いします。」

とお願いをします。

4、配布物お渡し&会場案内の際の挨拶

席次表などの配布物を渡し、会場へ案内します。

まだ会場の準備ができていない場合、

「こちらが本日の席次表ですので、お席をご確認ください。

会場の準備が整いましたらお声がけさせていただきますので、恐れ入りますがもうしばらくお待ちください。

控室は〇〇にございます。」

というように説明をします。

また、会場に入ることができる場合は、

「すでに開場しておりますので、お掛けになってお待ちください。」

とご案内してください。

5、ゲストによってはお車代のお渡し

お車代の用意があるゲストには、このタイミングでお渡しします。

「こちら、新郎新婦よりお預かりしておりました。」

というように、新郎新婦から預かっているという一言を添えましょう。

6、預かったご祝儀を渡す際の挨拶

すべての受付が終了し、預かったご祝儀をまとめて渡します。受取人は大抵の場合新郎新婦の親族ですので、

「本日はおめでとうございます。こちらが皆様からお預かりしたご祝儀でございます。」

という言葉とともにご祝儀を渡します。

結婚式の受付を成功させるために意識したいマナーとポイント

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結婚式の受付のマナーや流れをご紹介してきましたが、ここで改めて成功のポイントについてご解説していきます。

前日までに集合・開宴時間を確認する

当日に時間と心の余裕を持って行動するためには、事前確認が重要です。前日までに集合時間と開宴時間を確認し、ギリギリで慌ててしまわないようにしましょう。

受付開始前に役割分担をしておく

受付同士で挨拶をする流れのまま、受付業務の役割分担をしておきましょう。

お金を扱う方が負担も大きくなりますので、もう一方が積極的に動くという分担にするとうまく仕事が回ります。

大抵の場合、受付は二人一組で行いますので、ご祝儀の預かり・管理を担当する人と、芳名帳への記入案内などの雑務を担当する人に分けておきましょう。

ご祝儀の保管場所や渡す相手の確認は入念に!

ご祝儀を紛失したとなってはお祝いどころではありません。滅多に無いことですが、可能性はゼロでは無いため、ご祝儀の保管場所と最終的にお渡しする相手は入念に確認しておきましょう。

施設の位置を頭に入れておく

受付を担当していると、トイレや喫煙所など館内設備について質問されることがあります。受付が始まる前にザッとチェックし、大まかな位置をあらかじめ把握しておきましょう。

マナーを知っていれば、結婚式の受付は怖くない!

結婚式の受付マナーと当日の流れが分かっていれば、もう怖いものはありません。

始めのうちは慣れずに緊張してしまうかもしれませんが、何人もの受付をこなしていくうち、段々勝手が分かってきます。

多少失敗してしまっても、笑顔さえ忘れなければ大丈夫。予習をしっかりしておけば、当日も落ち着いて受付をすることができますよ!

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