顔合わせ食事会とは?当日までの流れと事前に決めておくこと

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結婚が決まりお互いの両親への挨拶が済んだあとは、両家の顔合わせになります。最近では「顔合わせ食事会」として、結納と組み合わせるケースや両家の親睦を兼ねた食事会の場合もあります。顔合わせ食事会を両家が納得するスタイルでおこなうために、知っておきたい顔合わせの意味や事前に準備しておくこと、当日の流れをご紹介します。

顔合わせとは

両家が顔を合わせて一緒に食事をし、両家の親睦を深めるのが主な内容になります。結納をおこなう場にもなり、その場合は両家の挨拶、結納品のやり取り、婚約記念品がある場合はそれを披露し、その後食事会をおこないます。結納の場合は、仲人を立てずに結婚する二人が進行をする場合もありますが、両家の父親がおこなうケースが多いようです。現在ではしきたりにこだわらず、結納はなく食事会だけで済ませるカップルや、親の意向を汲んで結納と食事会両方行うなど、顔合わせにもさまざまなスタイルがあります。

顔合わせ食事会の意味と目的

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最近では「結納・両家の顔合わせを両方おこなった」カップルは8%「結納のみ」4%「両家の顔合わせのみ」83%と8割のカップルが顔合わせ食事会のみを開催しています。理由として、顔合わせを堅苦しくしたくないことやお金をかけたくない、お互いの実家が遠いなどもあるようです。以前は両親が主体となっておこなっていた顔合わせも、現在では結婚する二人が中心となって食事会として顔合わせを設けるケースが増えました。結納の代わりとして両家が揃った食事会を通してお互いの親睦を深めることを目的としていることが多いです。

データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017

顔合わせまでに決めること

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いつおこなうか日程の決め方

結婚報告をおこなって3カ月以内にはおこないましょう。結婚式の日程を決めているのならば挙式の5~7カ月前の吉日を選ぶのが一般的です。結婚式の日取りを決めていない場合は、挙式の6カ月前を目安にしておくとよいでしょう。

お店の予約

料亭やレストランの個室予約をおこないます。結納を兼ねる場合は格式ある会場選びが一般的です。顔合わせ食事会では和食が人気がありますが、両親の好みを聞いて決めるのが一番よいでしょう。また、どちらかが遠方の場合は女性側の実家に近いところでお店を予約します。両親によっては日柄にこだわる場合もありますので、早めに予約を手配をします。

開催の時間帯

顔合わせの時間帯はお昼くらいにおこなうことがよいでしょう。お昼の時間帯のメリットとして、昼食をとりながら比較的ゆっくり親睦を深めることができることです。顔合わせの食事会の開催時間は二時間~二時間半程度になるので、開始時間もそれに合わせて11時~12時の間に待ち合わせをしておくと昼食時と重なるので、丁度よい時間帯になります。

両家の情報の共有

両家の親が初めて顔を合わせる場所になり、お互いが緊張した様子にならないように結婚相手の家族の情報を親にも事前にきちんと伝えておくと会話のきっかけになります。また、結婚式に対する両親の希望や費用の分担なども事前にすり合わせておくと、両家の認識の差がでずに結婚式の話もスムーズになるのでお互いの両親に伝えておきます。

服装

男性はスーツ、堅苦しい感じではない場合も最低ジャケットは着用しましょう。女性は派手なアクセやお化粧は避けて、スカート丈の短すぎない落ち着いた色のスーツやワンピースを選びます。このほかに両家の服装の格は揃え、お互いの家族の服装がちぐはぐにならないようにどのような服装にするか事前に決めておきましょう。

しおりの作成

顔合わせ食事会が盛り上がるか心配な場合はスムーズに進めるツールとして、顔合わせしおりを用意することもおすすめです。お二人のプロフィールや馴れ初め、結婚式場を決めている場合はその情報も記載しておき、当日の流れを書いておくのもよいでしょう。当日会話の内容を考える前にしおりを見ながらお互いのことや家族のことが共有できます。

顔合わせ当日の流れ

1.待ち合わせ
2.始まりの挨拶
3.両家の紹介
4.記念品贈呈
5.乾杯
6.歓談
7.記念撮影
8.結びの挨拶

待ち合わせは予約時間の10分前には会場に着くようにしましょう。始まりの挨拶は新郎から進めてもよいですが、しおりを作った場合などはお二人で進行しても構いません。両家の紹介は男性側からおこない、結婚する当人同士が紹介をします。記念品贈呈を済ませたあとに会場のスタッフに声を掛けて食事を開始するように手配しておきましょう。歓談では、全員が参加できる話題をあらかじめ用意しておき、結婚の準備や今後の予定を話し合うとよいです。記念撮影はお酒が入ると顔が赤くなってしまうこともあるので、乾杯前に済ませても問題ありません。結びの挨拶は新郎からおこなう場合や、新郎の父親が挨拶することもあります。

顔合わせ食事会で気をつけておくこと

お店には事前に「顔合わせ食事会」をおこなうことを伝えておき、料理のタイミングや記念撮影をお願いすることを事前に伝えておくと、当日の流れもスムーズになります。手土産は、今後ともよろしくお願いしますの意味も込めて持参するものです。両家の手土産の金額に差がでないよう、贈り合うものを両親に聞いておきましょう。お支払いについても両家で折半が一般的ですが、お二人が両親を招待する形で費用を持つこともできるので、その際は両親の目の前で支払いをしないように気をつけておきます。

顔合わせ食事会とは?当日までの流れと事前に決めておくこと

顔合わせ食事会は結婚が決まったときに、結納の代わりに結婚を決めた二人がそれぞれの親を紹介するために設けるものです。お二人の決めた流れで食事をしながら会話を楽しみ両家の親睦を深めることができます。決まったルールはありませんが、食事会の大まかな流れやおこなう時期、お店の予約などはきちんと決めて、顔合わせ食事会の開催に向けた調整をしていくことが大事です。両親が結婚を正式に認め、セレモニーになる日をスムーズに迎えられるようにしてください。

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