結婚の挨拶の服装に合わせる最適な靴は?女性の足元のマナー

結婚の挨拶の靴のマナー©Kaspars Grinvalds – shutterstock.com

いよいよ彼氏の実家に結婚の挨拶へ。服装は完璧にコーディネートしても、履いていく靴や足元のマナーは大丈夫ですか?訪問の際正しい靴の脱ぎ方はご存知ですか?実は靴や足元は、彼氏の両親に一番見られている隠れ要注意な部分です。結婚の挨拶で失敗しないために意外と分からない靴の選び方・足元のマナーをまとめました。

結婚の挨拶に気を付けたい靴や足元のマナー

結婚の挨拶で気を付けたい靴のマナー©Claire McAdams – shutterstock.com

結婚の挨拶で服装に合わせた靴の選び方

結婚の挨拶は、それまで個人的な付き合いであった二人の仲を、家族に公式に認めてもらうための改まった場です。お互いの両親に新たな家族として快く受け入れてもらい、安心してもらうことが第一の目的です。両親の世代とは服装の感覚やファッションのとらえ方が違うこともあるでしょう。そのため、服装は年代問わずできるだけ分かりやすい、受け入れてもらいやすい「きちんと誠実に」「清潔感があり好感がもてる」服装をコーディネートする必要があります。足元も、その服装にあう靴を選びましょう。

※結婚の挨拶のでの服装マナーはこちらから

訪問の際の足元マナーで素足は厳禁

日本は畳の上で食事をする文化のため、室内を清潔に保つマナーとして、室内で白い足袋を着用する習慣があります。そのため、他の人の家に訪問し家に上がる際に、「素足はマナー違反」とひろく認識されています。

靴の正しい脱ぎ方

玄関では正面向きで上がってから、必ず靴を揃えてください。後ろ向きで靴を脱いで上がって揃えないのは、横着しているように映ります。靴は正面向きのまま揃えて脱いで上がるのが正解です。相手にお尻を向けるのは失礼になるので、決して向けないよう気を配り、かがんで靴の向きを直してから、きちんと揃えて下座(下駄箱のある反対側が下座)に置くのが一連のマナーです。帰る時は、下座に置いた靴を中央に置き直して履きます。

靴のメンテナンス

「おしゃれは足元から」と言いますが、靴は脱いだ後にそのまま玄関に放置されるため、そのデザインや状態を彼氏の両親に非常によく見られているケースが多いのです。
そのため、履いていく靴は新調するか、前日までに履いていく予定の靴をかならずクリームで磨くなどメンテナンスをしましょう。特にヒールのトップリフトが削れていたり、バンプのつま先の削れなどには要注意です。靴を脱いだ後は、インソールが汚れているのも目立ちますので、履いていく靴はすみずみまでお手入れすることをおすすめします。靴を脱いで玄関においておく際、両親にしっかりチェックされるということを意識しましょう。

足の爪

ヌーディストッキングを着用する際に、足の爪のベティキュアの色にも要注意です。夏場などはサンダル用にぺティキュアをしていることが多いでしょうが、華やかな色はストッキングから透けて見えます。ふとした瞬間に目立ちますので、当日は無色かナチュラルなピンク等に塗り替えておきましょう。

結婚の挨拶でおすすめの靴と足元

結婚の挨拶におすすめの靴

基本素足はNGのため、ストッキングやタイツと合わせる「パンプス」がおすすめです。ヒールの高さは3~5cmの、通勤用で選ぶ定番の高さのヒールを。7~10cm以上のハイヒールは、威圧感やとがった印象を与える場合があるため、今回はやめておきましょう。デザインは少なめで、デザインはワンポイントやストラップ程度までの無地で、できるだけシンプルなものを選びます。夏場はつま先が少し出るぐらいのオープントゥパンプスもOKです。

パンプス

ワンピースやスカートに合わせ、シンプルなパンプスを選びましょう。ヒールは多少太さがあってもかまいませんが、細身のほうが無難です。ソールに厚みがあるものは避けてください。夏の白・春のピンク・秋のワインレッドなど、季節に合わせた清潔感のあるカラーを選んでも素敵です。

オープントゥ

つま先の開きが少ない上品な仕様のオープントゥパンプスは、夏場などの服装に合わせて軽やかに見えるのでおすすめです。

ワンストラップやワンポイント

冬場のウール素材ワンピースやコートとのボリュームに合わせ、ワンストラップやワンポイントのパンプスがバランスがよくコーディネートできます。

結婚の挨拶でおすすめの足元

ストッキング

スカート・ワンピース・パンツのスタイリングに、ストッキングまたはタイツを着用してください。ストッキングはベージュ・黒などシンプルに。網タイツやラメ、ラインストーン付きのようにファッション性が高くエッジが効いたものは避けましょう。

タイツ

冬場のタイツ着用は問題ありませんが、カラーは黒・グレー・ネイビーなど控え目なカラーをチョイスしてください。発色が明るいカラータイツや柄は避けましょう。真冬は寒さ対策でデニール数の多いタイツを履きたくなりますが、30デニール程度の、肌の透け感でパンプスがきれいに見えるものがおすすめです。

マタニティの結婚の挨拶での靴・足元の注意点

お腹に赤ちゃんがいる状態での靴選びは、身体に気をつかうために、ヒールがあったとしても1~3cm未満のローヒールか、バレエシューズのような、清楚感のあるきれい目のフラットシューズがおすすめです。まだお腹が目立っていない状態だとしても、きちんと赤ちゃんのために体を労わっていることを足元で表しましょう。

ローヒール・フラットシューズ

バレエシューズ

結婚の挨拶でNGの足元や靴

素足で履くサンダル・ミュール

基本的に訪問の際は、素足で家に上がるのはマナー的に厳禁のため、春から夏に素足で着用するサンダル、ミュールはNGです。彼氏の両親に「気を遣わずにカジュアルな服装でいいですよ」と言われても、素足で履く靴は基本的にはやめておきましょう。

ブーツやスニーカーなど着脱に時間がかかる靴

スニーカーはカジュアルすぎるため着用はテイスト的に避けるべきですが、冬にきれい目のブーツは一見よさそうに見えます。ですが、訪問の際、玄関で着脱に時間がかかってしまい、パートナーの両親をお待たせしてしまうため、失礼な印象を与えることもあるので、訪問の際には避けるべき靴です。また、ブーツやスニーカーを脱ぐ姿はあまり優雅には見えません。

靴下

スカートやパンツでの靴下の着用は、たとえ靴を履いているときは見えなくても抜いた時にラフ過ぎる印象を与えるため、結婚の挨拶の際にはやめておきましょう。

結婚の挨拶の女性の服装に合わせる靴と足元マナーまとめ

結婚の挨拶に行く前に、ぜひ見直してほしい足元と靴のマナー。服装やコーディネートに気を使っても、足元まで気が回らなないと、とても残念な印象をパートナーの両親に与えてしまいます。知っているようで意外とあいまいな部分があるのでは。これを機会にぜひ見直し、当日は服装も足元もご両親に安心してもらえるように準備してくださいね。

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