結婚報告を兼ねた年賀状の書き方・本文の例文と一言メッセージ

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結婚報告のはがきは結婚式を行った1~2カ月以内に送るのがマナーですが、年賀状や暑中見舞いなど季節の挨拶と兼ねての報告が一般的に。特に年賀状は和装前撮りなど使った写真デザインも好相性なので年賀状で報告したいという人も増加中。年賀状で結婚報告する際の期間や例文・添えたい一言メッセージ文例をまとめました。

結婚報告を兼ねた年賀状を送る際の注意点

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年賀状で結婚報告を兼ねてもOKな一般的期間

本来、結婚報告はがきは新住所のお知らせも兼ねて、入籍または結婚式後1~2カ月以内にするのが正式ですが、最近は年賀状で済ませる人が増えています。結婚して3~4カ月以内であれば、年賀状と兼ねてもタイミング的にも問題ありません。

どこまでの範囲で結婚報告年賀状を送るか

送ったほうがよい相手

・結婚式に参列してくれた方
・事情があって参列できなかった方
・お祝いをいただいた方
・年賀状しかお付き合いが無い方
・会社の上司や同僚

送るか送らないか考える相手

遠い親戚・父母の知人・1~2回しか会ったことの無い人
自分とはあまりかかわりがないが親族とはかかわりがある人やつながりが薄い人は、結婚報告を受けることで「お祝いが必要なのか」と気を使わせてしまう可能性があるため、送るかどうかは考えましょう。

長い間疎遠の人や縁遠くなってしまった友人
長い間疎遠になってしまったり、縁が遠くなってしまった友人に送るかどうか迷うところです。今後、これを機に縁を復活させたい、連絡を取りたいと考えるなら送ってもいいのですが、相手の受け取り方はそうではない場合もあります。よく考えて送りましょう。

挙式前の結婚報告

既に入籍は済んでおり、結婚式は年をまたいでからというとき、年賀状と結婚報告を兼ねるのはあまりいい印象を与えない場合があります。
年賀状での入籍報告は、二人の連名で
・結婚式に招待する親族
・ごく親しい友人

までの範囲にとどめておきましょう。
それ以外の方には、結婚式が終わってから改めて結婚報告のはがきを送るほうが、きちんとした印象になります。

結婚報告年賀状は立場・年齢・間柄に応じて送り分けを

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結婚報告を兼ねた年賀状は、立場・年齢・間柄に応じて、デザイン・文章の送り分けを

結婚式に出席してくれた人

結婚式や前撮りの写真でのデザイン使用はOK
結婚式に出席してくれた方々には、結婚式や前撮りの写真をデザインとして年賀状に使用するのはかまいません。ただし、立場や関係性に合わせ、文面と内容を変えたものを用意して送り分けをしましょう。

《送り分け例》
・友人・同僚・親しい間柄
カジュアルで親しみやすい、自分らしい文面でOKです。
・上司・目上・年配の方
丁寧な言葉で感謝・お礼と今後の抱負を織り込むと良いでしょう。

結婚式には招待していない親族や仲のいい間柄の人

結婚式や前撮りの写真でのデザイン使用はOK
基本的にはOKですが、病気や家庭の事情など、その人に配慮すべきことがある場合は結婚式の写真デザインの年賀状は控え、普通のデザインにしましょう。

結婚式に招待していない知りあい・仕事の関係者・上司

結婚式や前撮りの写真でのデザイン使用は避けたほうが無難
結婚を機に久しぶりに連絡を取る知人や仕事のつながりの遠い関係者・親関係の知り合いに年賀状を送る場合、結婚報告は文面でおこなっても式の写真をデザインで使用するのは避けましょう。干支やイラストなど無難なデザインがおすすめです。

結婚報告年賀状の内容の構成

結婚報告を兼ねた年賀状では、次のような内容で文章を構成します。

・新年の挨拶・タイトル
・結婚報告・感謝・近況・抱負
・締めの挨拶
・日付
・(一言メッセージ)

新年の挨拶・タイトル

「謹賀新年」「Happy New Year」「あけましておめでとうございます」
など、挨拶を兼ねた結婚報告の年賀状の見出しになります。

結婚報告・感謝・近況・抱負

結婚の報告

結婚式に招待していない人
招待していない人には「私たちは〇月〇日に結婚し、新しい人生の第一歩を歩み始めました」など、報告の一文を入れましょう。

感謝の言葉

結婚式に招待した人
招待した人には「先日は私たちの結婚式にご出席いただきありがとうございました」など、感謝の一文を入れましょう。

近況報告・今年の抱負

結婚後に新居に引っ越しや生活で変化したことがあれば、近況をお知らせすると親切です。また、今年の抱負など未来に向けての決意なども添えると好印象に。

締めの挨拶

「今年もどうぞよろしくお願いいたします」「今後ともご指導のほど何とぞよろしくお願い致します」など、挨拶でしめくくります。

日付

近年では末尾に日付を入れることを省くことも多いようですが、上司や年配の方の年賀状には「20××年 元旦」や「年号 一月一日」という記載があるとフォーマルな印象です。

個別に手書きの一言メッセージ

今や年賀状は印刷が主流ですが、個別に手書きで一言メッセージを添えると、より気持ちが伝わります。「結婚式では温かいご祝辞を賜り、本当にありがとうございました。」「結婚祝いありがとう!いまキッチンで大活躍です。今度手料理でおもてなしさせてください。」など、結婚式のお礼や新居へのお誘いなど、1人1人にメッセージを添えてあるともらったほうは嬉しいものです。

友人・同僚へ結婚報告を兼ねた年賀状・例文

結婚式に招待した人への文例

本文の文例

明けましておめでとうございます
先日は私たちの結婚式にご出席いただき
ありがとうございました
皆様のあたたかい祝福をいつまでも忘れずに
ふたりで楽しい家庭を築いていきたいと思います
今後ともどうぞよろしくお願いいたします

一言メッセージ文例

結婚式では素敵なスピーチをありがとうございます

やっと新居が片付いたので 新年に遊びにきてね

これからはお互いの家庭を行き来できるお付き合いができると嬉しいです。

結婚式に招待していない人への文例

本文の文例

新年あけましておめでとうございます。
私たちは〇月〇日に結婚し 新しい人生の第一歩を歩み始めました
これから二人力を合わせて 楽しい家庭を築いていきたいと思います
今年もどうぞよろしくお願いいたします

一言メッセージ文例

風邪などひかないよう 体に気を付けてくださいね

来年もどうぞ仲良くしてくださいね

親戚・上司・年配の方へ結婚報告を兼ねた年賀状・例文

結婚式に招待

本文の文例

新春のお慶びを申し上げます
先日はお忙しいところ披露宴にお越しいただき 誠にありがとうございました
祝福の中素晴らしい一日を過ごすことができ 心から感謝しております
まだまだ未熟な二人ではありますが どうぞ本年も変わらぬご指導のほどお願い申し上げます

一言メッセージ文例

結婚式では温かいご祝辞を賜り、誠にありがとうございました。

昨年は大変お世話になりました 本年もよろしくお願いいたします

結婚式に招待していない方へ結婚報告を兼ねた年賀状・例文

本文の文例

謹んで初春のお慶びを申し上げます
私たちは昨年の〇月〇日に結婚し
いま新たな道をふたりで幸せに歩んでいます
これからもお互いを尊敬し 助け合い 素敵な家庭を築いていきたいと思います
今後ともご指導のほど 何とぞよろしくお願い致します

一言メッセージ文例

本年もよろしくお願い申し上げます

寒い日が続きますがお身体に気を付けてお過ごしください

少し縁遠い知人への結婚報告を兼ねた年賀状・例文

本文の文例

新年あけましておめでとうございます
〇月〇日に結婚し
新しい人生の第一歩を歩み始めました
これからも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます
今年もどうぞよろしくお願いいたします

一言メッセージ文例

お久しぶりです お元気でしょうか

風邪などひかぬよう身体に気をつけてお過ごしください

ご無沙汰しております 今年はぜひお会いしたいです

結婚報告年賀状の期間マナーや本文・一言メッセージ例文まとめ

結婚報告のはがきは結婚式を行った1~2カ月以内に送るのが一般的ですが、年賀状や暑中見舞いなど季節の挨拶と兼ねての報告をしたい場合は結婚式から3~4カ月以内であれば報告OKと見なされています。挨拶の本文や、報告の際の年賀状デザインは結婚式の招待の有無や立場・関係性・年齢に応じて何タイプか作って送り分けするのがおすすめです。一言メッセージを手書きで添えると送り手の気持ちが伝わります。

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