カジュアルな結婚式「お披露目会」内容・流れ・準備を詳しく解説

お披露目会の内容・流れ・準備©Roman Seliutin – shutterstock.com

カジュアルな結婚式・披露宴「お披露目会」とは、お食事会・少人数・パーティ婚・1.5次会などさまざまなスタイルがあり、新郎新婦が招待したいゲスト・内容・テーマに合わせ自由に選べるスタイルです。自由な分何を準備すればいいか迷っていまうことが多いよう。必要な準備期間や内容に応じ準備するものをまとめました。

カジュアルな結婚式・披露宴の「お披露目会」の内容

お披露目会とは、カジュアルな結婚式全般を指します。現在では新郎新婦のさまざまなニーズに合わせて、通常の「挙式・披露宴・二次会」の定番の形式ではなく、ゲストの招待範囲や人数の規模に合わせたいろいろなスタイルのウエディングがあります。挙式は親族のみで別日に行い結婚したことを報告するための会や、簡単な挙式もパーティ内に組み込んだアットホームなウエディング、友人ゲストのみ招待した二次会のようなパーティなど、「お披露目会」には多様なスタイルがありますが、大きく分けて次のような4つの呼び方のスタイルが主流です。

お食事会ウエディング

10~30人程度の親族中心ゲストで、お食事と歓談を楽しむシンプルなスタイルのお披露目会です。

少人数ウエディング

10~40人程度のゲストで、ごく親しい人たちのみ招待した結婚式です。挙式も披露宴も行うしっかりしたスタイルのものから、食事と記念撮影のようなラフなスタイルまでさまざまです。

パーティ婚

二次会寄りの、親しい友人のみのゲストを招待した、まるで海外のようにカジュアルでアットホームな結婚パーティです。ゲストに負担をかけないよう会費制になることが多いです。

1.5次会ウエディング

披露宴・二次会の中間のようなパーティスタイルで、どちらの要素が強いかは新郎新婦で決められます。フォーマル要素が強ければご祝儀制・パーティ要素が強ければ会費制と、自由に新郎新婦がパーティスタイルやゲストの幅を決められます。

カジュアルな結婚式「お披露目会」の流れと傾向

お披露目会の流れは人数や招待しているゲストに合わせて、自由に新郎新婦が考えます。考え方はさまざまですが、基本的には新郎新婦の挨拶やシンプルに食事を楽しむ構成が主になっており、一般的な披露宴ほど派手な演出や凝った内容にはならず、ゲストとの歓談やふれあいを重視した内容に寄る傾向です。
ゲスト数が多い場合やもっと結婚式として華やかに執り行いたい場合は、シンプルな流れに「人前式」の挙式要素や「ケーキカット」「テーブルラウンド」など披露宴要素のあるイベントを取り入れて、盛り上がるようメリハリをつけることも可能です。

シンプルなお披露目会の流れ

食事と歓談をゆったり楽しむための、パーティとして成り立つシンプルな構成のプログラムです。歓談の時間が大部分のため、歓談が盛り上がるための工夫が必要です。親族のみの「お食事会ウエディング」やごく親しい友人のみの「少人数ウエディング」のお披露目会では多く見られる流れになります。

プログラム 内容
【1】新郎新婦入場 支度をした新郎新婦が入場・記念撮影
【2】新郎新婦の挨拶 2人が順番に結婚の挨拶
(ウエルカムスピーチ)
【3】ゲスト代表挨拶・乾杯の発声 ゲスト代表(新郎父など)の挨拶・乾杯の発声
【4】食事開始・歓談 テーブルラウンドや料理の説明など、和やかな歓談が続くよう事前に工夫を。
【5】新郎新婦から挨拶 終盤に新郎新婦がゲストに感謝の挨拶
【6】記念撮影 ゲスト全員で記念撮影
【7】お開き・送賓 ゲストをお見送り

挙式・披露宴要素を取り入れたお披露目会のプログラム例

お披露目会をパーティだけでなく「もっと結婚式らしく華やかにしたい」と挙式要素や披露宴要素を取り入れた例です。大人数のお披露目会や、海外挙式の帰国後パーティ・1.5次会ウエディングでは取り入れられる流れです。

プログラム 内容
【1】新郎新婦入場 支度をした新郎新婦が入場
【2】新郎新婦の挨拶 2人が結婚の挨拶(ウエルカムスピーチ)
【3】宴内人前式 ゲスト全員を証人として結婚の誓いの言葉・指輪交換など
【4】ゲスト代表の挨拶・乾杯の発声 ゲスト代表(先輩・親友・上司など)が挨拶・乾杯の発声
【5】ケーキカット
【6】食事開始・歓談 お食事スタート
【7】ゲストの余興・スピーチ披露・またはゲームなど 仲の良いゲストにスピーチをお願いしたり、演奏・歌など得意なゲストがいれば余興として披露をお願いするのもOK。
ゲームや余興はあまり詰め込まないのが最近の流れ。
【8】花嫁の手紙
記念品贈呈
花嫁の手紙朗読後、両親に記念品贈呈
【9】新郎新婦から挨拶 終盤に新郎新婦が親族に感謝の挨拶
【10】父親の締めの挨拶 新郎新婦の父親が締めの挨拶
【11】記念撮影 ゲスト全員で記念撮影
【12】お開き・送賓 ゲストをお見送り

カジュアルな結婚式「お披露目会」準備に必要な内容

お披露目会準備の内容©Wedding and lifestyle – shutterstock.com

会場選び

少し前まではお披露目会に選ばれる会場では大小さまざまな披露宴会場を備えたホテルか、会場費が安いレストランが多かったのですが、現在ではお披露目会仕様のプランをさまざまな結婚式を行う会場が用意するようになり、ゲストハウスや結婚式場でも行うカップルが急増中です。まずはゲスト数・予算・スタイルをおおまかに決め、会場検索サイトでの検索や会場選びのアドバイザーに相談を。

準備時間

一般的なイメージの結婚式・披露宴に比べ、結婚お披露目会は準備にさほど時間がかかりません。じっくり準備するなら一般的には6カ月前には会場選び等始めますが、お披露目会なら3カ月ほどの期間でパーティ準備が可能です。そのため、忙しい人や子育てをしながら、またはリゾート地での挙式と並行して準備をすすめたい人など、さまざまな環境・状況の人におすすめできるスタイルです。

結婚お披露目会で必要な進行役

司会

司会進行役は、お披露目会のゲスト数・プログラムの構成・フォーマル度によって誰に依頼するか決定しましょう。

新郎新婦2人で

ゲスト数が30名以下の親族・友人のみのお披露目会では、司会は立てずに新郎新婦が司会進行役を行うケースが多いです。ゲストにあまり負担をかけたくない、大げさなパーティにしたくないなど、ゲストとの距離感を近くアットホームな会にしたい場合におすすめです。

ゲストや友人・知人に依頼

パーティの規模が40名~の場合や、新郎新婦が司会などするのが得意ではない場合は、身内や友人で司会が得意な人に依頼する場合があります。2人をよく知っている人にお願いすれば、心温まる司会が期待できます。依頼した方にはお車代として、相場のお礼(30000円~)をお包みしましょう。

プロ司会者に依頼

お披露目会プラン(お食事会プランや1.5次会プラン)には、プロ司会者がプラン内についている場合があります。また、お披露目会でも披露宴寄りのフォーマルなスタイルを望んでいたり、ゲスト数が多く演出やプログラム構成が盛りだくさんの場合は、プロ司会者を立てたほうがスムーズな進行で、何かトラブルがあった際にも冷静に対処してくれます。

受付

ご祝儀をいただく場合も、会費制の場合も受付は必要です。特に会費制の場合は、会費の受け渡しやお祝いを別に持ってきてくれた場合のイレギュラーケースの対応など、事前に受付の人にお願いしておくべき事項がありますので、注意してください。

親族の年齢が近い人に依頼

ゲストが親族のみの場合は、親族の中でも新郎新婦と歳が近い人か仲の良い親戚に受付をお願いしましょう。

新郎新婦の信頼のおけるゲストに依頼

一般的なお披露目会では、通常の結婚式と同じように新郎・新婦両サイドから2名づつ受付をお願いします。特に会費制のお披露目会や、受付後にチェキや一言メッセージなどゲスト参加型のイベントを用意している場合は、新郎新婦から事前に受付係に指示や受付方法を分かりやすく説明しましょう。依頼した方には、お車代として、相場のお礼(3000~5000円)をお包みしましょう。

主賓

一般的に主賓とは、招待ゲスト代表のことです。通常の結婚式では新郎新婦の招待客の中で社会的地位が高い人(会社の上司など)が一般的ですが、カジュアルなお披露目会では友人が行ったり、両家の父親や親族が乾杯の挨拶と兼ねるケースも多いです。一般の結婚式寄りのお披露目会で主賓を依頼した方には、お車代として、相場のお礼(10000円~)をお包みしましょう。

結婚お披露目会に必要なスピーチ

結婚お披露目会で行われるスピーチです。招待ゲスト数や招待範囲によって、どの人にスピーチをお願いするかや内容は、その時のゲストに合わせたスタイル・内容で決めることができます。

【結婚お披露目会で行われるスピーチ一覧】

スピーチ スピーチする人 スピーチの内容
開宴の挨拶 新郎(新婦と二人で行う場合も) 結婚報告とゲストへのお礼
新郎新婦紹介 司会またはゲストや新郎新婦本人 新郎新婦の経歴紹介
主賓挨拶 招待ゲスト代表 ゲスト代表として新郎新婦への祝辞。
通常の結婚式では新郎新婦の招待客の中で社会的地位が高い人(会社の上司など)が一般的だが、カジュアルなお披露目会ではゲストの招待範囲によって、友人・親族が行ったり、乾杯の挨拶と兼ねるケースが多い。
乾杯の挨拶 新郎の上司・先輩・友人・父親・親族など 新郎新婦への祝辞と乾杯の発声
ゲストのスピーチ 新郎新婦の親族や親しい友人や同僚 カジュアルなお披露目会では事前にお願いナシでイベントとしてサプライズ指名するケースも。
新郎新婦への祝辞や思い出エピソード。
花嫁の手紙 新婦
新郎が行うケースもあり
両親はじめ家族・義両親への感謝の手紙朗読
父親謝辞 新郎の父親
(または新婦の父親)
両家族を代表してお礼の挨拶。パーティによってはない場合もある。
新郎謝辞・閉会の挨拶 新郎
(新婦と二人で行う場合も)
ゲストへのパーティ列席への感謝と閉会の挨拶

結婚お披露目会に必要な演出

結婚お披露目会ではゲスト数やパーティのフォーマル度・テーマに合わせた演出を新郎新婦が自由に考えて用意します。二人が結婚式で何を大切にしたいかや、ゲスト数・予算・準備時間に合わせた、無理のない内容を準備しましょう。

ゲーム・余興・イベント

結婚お披露目会では、ゲスト数が少ない場合やアットホームなパーティにしたい場合、余興やゲームはあまり組み込まない傾向です。二次会寄りのカジュアルなパーティ婚の場合でも、簡単なゲームを1つにしたり、ゲスト参加型のイベントを組み込むなどゲストと新郎新婦が一緒に盛り上がれる内容が最近の主流のようです。ダンス・歌・演奏などは、お披露目会では会場側の規定によって難しい場合もあるので、希望があるなら会場側に必ず確認しましょう。

ムービー・BGM

ムービー映像やBGMなど曲を流したい場合は、会場側が提供してくれる機材の確認が必要です。お食事会スタイルでの個室や小宴会場の場合や、少人数プラン・コストが安いパーティ婚プランでは、音響設備やプロジェクター・スクリーンなどの設備が含まれていないケースがあるため、BGMやムービーでの演出を考えているようなら、契約前に必ず確認を。

装花・装飾

装花・装飾はプラン内に含まれているものもあれば、必要最低限の範囲にとどめられている場合もあります。カジュアルなお披露目会はゲストの金銭的負担を少なくするために会費制にする傾向も多く、装花・装飾にはあまり費用をかける必要がないことも考えられます。ゲストの招待範囲やゲストに応じて、装花・装飾の内容を考えましょう。

衣装

お披露目会の規模・会場の雰囲気によって、新郎新婦の衣装はさまざまです。プラン内にウエディングドレス・タキシードの衣装がついてくる場合もありますが、少人数開催のお披露目会ではデイリーシーンでも使えるワンピースとスーツなど、ゲストと距離感の誓いカジュアルな服装や和装など幅広く選ばれています。

招待状・ペーパーアイテム

人数が親族のみなど少ない場合、または会費制のお披露目会の場合には、メールでの招待やWEB招待状を使った招待などにするケースが多くなってきました。ただ「結婚式」としてしっかり位置付けたい場合には、紙の招待状を作成するのがおすすめです。また、席次などはゲストの招待範囲に応じて決めるケースが多く、親しい人たちのみの招待であればエスコートカードとテーブルナンバーを利用してそこまで厳密な席次を決めないことも多くなっています。

結婚お披露目会に必要なギフトとお返し

引き出物・引き菓子・プチギフト

カジュアルな内容のお披露目会であっても、ご祝儀制で行うならゲストへの感謝のお土産として引き出物・引き菓子を用意します。ただ、親族のみで行うお披露目会では、親族からのご祝儀が高額であったり、親族間での取り決めがあったりするケースがあり、引き出物や内祝いに関しては両家両親に相談して決めましょう。会費制の場合は、会費の金額に応じてプチギフトや引き菓子のみを用意します。

内祝い・お礼状

カジュアルな結婚式であるお披露目会では、招待していない親族から結婚祝いをいただいたり、会費制にしても会費とは別にお祝いのご祝儀を頂くケースがあります。そういった場合はお祝いのお返しとして「内祝い」を贈るのがマナーです。内祝いでは、頂いたご祝儀金額やプレゼントの金額の1/3~半額程度のプレゼントが相場とされています。その際に、直筆でお礼状を一筆添えてお返しすると感謝の気持ちが伝わります。

カジュアルな結婚式「お披露目会」の内容・流れ・準備まとめ

カジュアルな結婚式・披露宴パーティを指す「お披露目会」では、二人の状況やニーズと招待ゲストの範囲に合わせ、挙式・披露宴・二次会の内容で、自分たちとゲストに必要な要素を取り入れて内容やプログラムを組むことができます。準備の内容も一般的な披露宴に比べると時間的負担や手間がかからず、費用も抑えやすいのが特徴です。その分ゲストとの距離も近く、アットホームなパーティが実現できるので、一生の思い出になるお披露目会を計画しましょう。