神前式とは?歴史や意味と式次第の流れ

[公開日]2019.07.18

神前式©Yosuke Saito/Shutterstock.com

神前式はチャペル式や人前式とは異なり厳かな雰囲気の中でおこなわれる結婚式です。歴史ある神社やホテル・専門式場の神殿で神前式はできます。和装のイメージはあるとは思いますが、神前式の歴史や意味は分からないことが多いですよね。今回は神前式がどういうものなのか?や魅力についてご紹介と式次第の流れを見ていきましょう。

神前式とはどんな結婚式なのか

神前式© Kei Shooting/Shutterstock.com

神前式とは

神社に祀られている神様の前に結婚を誓うという日本の伝統的な挙式スタイル。神前式では結婚は新郎新婦だけでなく、家族と家族の新たな結びつきになると考えられています。由緒ある神社で執り行われるほかにホテルや専門式場の神殿でおこなうことができます。

神前式の歴史

神社での結婚式のもともとの歴史は古くは室町時代まで遡り、当時は3日ほどかけて結婚式がおこなわれていました。現在のような神社挙式の流れが完成したのは、明治33年に大正天皇のご成婚を記念して日比谷大神宮(現在の東京大神宮)でおこなった結婚式からと言われています。このあと昭和20年ころから神前式が全国に広まり定着したと言われています。

神前式の意味

「家と家を結びつけるのが結婚式」という考えに基づいて、神職と巫女が縁結びの儀式をすることが神前式挙式。新郎新婦と参列者の心身を清める儀式や夫婦の契りを交わす儀式、誓いの言葉を読み上げる儀式など一つ一つの所作に大切な意味が込められています。神前式はさまざまな儀式を通してけじめをつけることができること。それによって心が引き締まっていくことに繋がります。

神前式の割合

ゼクシィ結婚トレンド調査2018 首都圏では結婚式の挙式スタイルの割合が「神前式16.9%」「キリスト教式55.4%」「人前式26.0%」という結果に。教会式が半数を上回っていますが、最近では日本の伝統を肌で感じたいと思うカップルや厳かな雰囲気に包まれて挙式をしたい、和装を着たいなどの声も多く神前式を選ぶ方もでてきています。

神前式の魅力

神前式©makieni/Shutterstock.com

衣装

神前式のみに着ることができる「白無垢」は花嫁の凛とした美しさを引き立ててくれる衣装です。衣装、小物ともに白一色で揃え、角隠しや綿帽子を被ります。最近では白無垢に洋髪のスタイルも。花嫁が自分に合った好みのスタイルにできます。「色打掛」は衣装全体に絵画を描くような模様をあしらった日本の伝統技法を詰め込んだ着物で、落ち着いた華やかさが魅力。この他に引き振袖の中の「黒引き」は黒地の着物で気品ある雰囲気があります。

厳かな雰囲気で結婚式ができる

神前式は日本ならではの奥ゆかしさの中に清々しさと神聖さがあり、厳かな雰囲気が魅力です。また、花嫁行列の参進や雅楽の音に導かれ神殿に入るときは身も心も引き締まる思いを感じることができます。挙式中の儀式は緊張感ある中で進みます。神前式は新郎新婦お二人でおこなう儀式が多く、日本の古式ゆかしい伝統的なスタイルの中で夫婦の絆を深めることは一生の記念になるでしょう。

新郎が活躍できる

チャペル式では花嫁がバージンロードを歩くことやベールダウンなど、花嫁に注目が集まることが多いです。神前式では儀式の一つに「誓詞奏上」という、基本的には新郎が読み上げる結婚の報告、夫婦の誓い、締めの言葉があります。神前式の中でも大変重要な演目になり、神前式の中でも目立つ部分になるので新郎が活躍する場面に。

節目に訪れることができる

神前式は歴史ある神社でおこなうこともできるので、初詣やお宮参り、七五三のような大切な行事の日にお参りに行くことができます。神社に行くたびに結婚式のことを思い出せ、節目に訪れることで新たな思い出を積みかさねることができるのは神前式ならではの魅力です。

神前式の流れ

神前式© taka1022/Shutterstock.com

神前式の一般的な式次第の流れを見ていきましょう。

参進の儀

神職や巫女を先頭に新郎新婦・両家の親族が列になって本殿まで歩いていきます。(神社でおこなう場合のみ)

入場

新郎新婦・両家の両親・親族の順に入場。神前に向かい右が新郎側、左が新婦側になります。

修祓(しゅばつ)の儀

心身清めるためのお祓いのことで、一同頭を軽く下げ斎主のお祓いを受けます。

祝詞(のりと)奏上

祝詞(のりと)とは神様に伝える言葉になります。斎主が祝辞を読み上げ新郎新婦の結婚の報告をし、お二人の末永い幸せを祈ります。

三献(さんこん)の儀 三々九度の儀式ともいう

小・中・大の異なる杯を使って交互にお神酒を飲み、それぞれ三口で飲み干します。

誓詞奏上

新郎が夫婦となる誓いの言葉を読み上げます。

指輪交換の儀

初めに新郎から新婦へ、新婦から新郎へ指輪を交わします。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)

玉串は榊という木の小枝に紙垂(しで)を付けたもの。神前にお供えして神とお二人の繋がりを固める儀式となります。

巫女の舞

新郎新婦の門出の祝福と両家の繁栄を祝い、巫女が舞を披露します。

親族杯の儀

両家の結びつきを祝い、参列者全員がお神酒を3口で飲み干します。

斎主挨拶

斎主からお二人と両家へ祝辞が述べられます。

退場

神職に続き、新郎新婦・両家の両親・親族の順に退場します。

式次第の全体的な流れと儀式のやり方は当日に介添人などから説明やサポートがあります。誓詞奏上では誓いの言葉の紙を事前に渡されることが多く、新郎は読む練習を前もってすることができます。

神前式の歴史や意味を知って伝統的で厳かな結婚式をしよう

神前式©CHEN MIN CHUN/Shutterstock.com

神前式とは神社に祀られている神様の前で結婚を誓うという日本の伝統的な挙式スタイル。「家と家を結びつけるのが結婚式」という考えに基づいておこなわれます。神前式は儀式など一つ一つの所作に大切な意味が込められています。神前式の魅力は花嫁の凛とした美しさを引き出す白無垢や色打掛の衣装を身にまとえること。この他に歴史ある神社で厳かな雰囲気の中結婚式をできることや、お二人の節目に訪れ思い出を重ねることができます。式次第の中にはたくさん儀式がありますが、意味を知っておくことで神様もお二人の絆をもっと強く結んでくれそうですね。歴史ある神前式で素敵な結婚式を迎えましょう。

         

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