マタニティウエディングの最適な時期とスケジュール

マタニティウエディング©boggy22 – iStock.com

結婚式をあげる前に、急遽妊娠が発覚した!というカップルもいるでしょう。妊娠中に結婚式を行うことも可能ですが、形式を重んじる披露宴の場合、妊婦さんには負担になってしまうこともあります。なるべく体の負担にならずに、快適に結婚式を挙げるための注意点や、マタニティウエディングの流れやスケジュールについてまとめました。

マタニティウエディングをする前に考えておきたいこと

出産後になると時間に余裕がなくなり、タイミングをのがしてしまうので妊娠中に結婚式をやりたいと考える花嫁さんは多いはず。しかし、無理は禁物です。通常の結婚披露宴は準備や決めることが多く、相当なパワーが必要です。出産の時期や妊娠期間を配慮して、ご自身の体調を一番に考えられるようなスケジュールを組みましょう。新郎の手厚いサポートも必要になります。体に負担のかからない結婚式のスタイルを選ぶのもよいでしょう。フォトウエディングや家族だけの小さめな結婚式、カジュアルにおこなえる1.5次会ウエディングなども検討してみるとよいかもしれません。

マタニティウェディングに最適な時期

妊娠期間

一般的に安定期と呼ばれている妊娠5カ月~7カ月目が最適とされています。体調が安定していて負担が少ないこの時期に結婚式をおこなう妊婦さんは多いようです。悪阻がおさまってきた頃に準備をして安定期に入ってから結婚式当日を迎えるのがベストタイミングです。とはいえ、ご自身の体調がスケジュール通りにうまくいかないこともあると思います。そんな時は決して無理をせず、産院の医師と相談してスケジュールを考え直しましょう。できる範囲の準備をおこない、新郎や家族に協力してもらえることはお願いしましょう。

マタニティウェディングのスケジュール

マタニティウエディングでもっとも多いのが、準備期間を3カ月とって結婚式をおこなうパターンです。妊娠に気づいてから、安定期とされている妊娠5カ月~7カ月目に結婚式をおこなえるようにスケジュールを組みます。準備期間を3ケ月とした場合のスケジュール例が以下になります。

3~2カ月前:式場選び

お二人がどんな結婚式をしたいかを考え、見学に行く式場を2~3つに絞ります。マタニティウエディングの実績があり、マタニティプランを用意している会場も検討しておくことをおすすめします。体調をみながら式場見学やブライダルフェアに参加しましょう。予約する際は妊娠中だということを伝えておくと、その後のやり取りがスムーズになります。

2~1カ月前:招待状の発送とドレスの試着

まずは、招待ゲストのリストアップです。ゲストが決まったら、2カ月前に招待状を発送し、1カ月前に出欠の確認がとれるようにします。
ドレスの試着は想像以上に体力が必要です。どんなドレスを着たいか決めておき、時間短縮できるような準備をしておきましょう。女性にとってウエディングドレスは憧れが強いもの。ドレス迷子になってしまいがちなので、スタイリストさんや同行者など周りで見ている方の意見を取り入れて、潔く決めてしまうのもひとつの手段です。

1カ月~3週間前:メイクリハーサル・結婚式内容の決定

結婚式当日の内容を決めていきます。装花や演出、当日のBGM、ペーパーアイテムなど決めることがたくさんありますので、負担になるのであれば、式場にお任せしましょう。会場に足を運んで打ち合わせをすることが難しければ、電話やメールで済ませてもかまいません。会場や料理などを決定するのは二人で一緒に行っても、必要な小物の購入は、新郎や会場にお任せしましょう。
ヘアメイクリハーサルも短時間で済むように、希望のヘアスタイルやメイクを事前に準備しておきましょう。写真があれば、さほどぶれることもなく理想に近づくでしょう。

結婚式直前:出席者の最終確認と当日持参するものの準備

出席者の最終確認と、お車代やお礼などの用意をしましょう。ブライダルインナーや両親へのお手紙など、当日の持ち物を再確認。一番大切なのは、体調管理です。当日楽しく過ごせるように、前夜はゆっくり睡眠をとり、リラックスして本番をむかえましょう。

マタニティウェディングを挙げるのに最適な式場

マタニティウエディング専門のプランがある会場が最適です。会場に十分なスペースの控え室があるかを事前にチェックしておきましょう。小さい会場の場合、新郎新婦の控え室が特に用意されていないこともあります。妊婦さんは当日急に体調が変化して「控え室で少し休みたい」と思うこともあるでしょう。そういった時に、ゆっくりと過ごせる控え室はマストです。
最近は、結婚式当日に助産師が待機してくれるというサービスをおこなっている会場もあるようです。妊婦さんの強い味方、マタニティコンシェルジュを手配してくれる会場も。上手にサービスを活用して、快適なマタニティウエディングをおこないましょう。

マタニティウエディングのドレス選び

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最近はマタニティウエディングをおこなう花嫁が増えているので、ドレスを選ぶ時に「マタニティ専門ショップ」などをわざわざ探さなくても、各ドレスショップに「マタニティコーナー」が用意されているケースが多いようです。ただし、妊娠中は毎月体型が変化するので、定期的にドレスショップに通ってフィッティングをする必要があります。結婚式直前にもフィッティングをして、ドレスが確実に着れるかどうかを確認しておきましょう。マタニティドレスは体型に合わせてサイズをある程度調整できるようになっているので、最初に選んだマタニティドレスが2~3カ月後に着れなくなってしまうという心配はありません。どうしても着たいデザインのドレスがある場合は、ドレススタイリストに妊娠中の体系を考慮したアドバイスをもらえるように話してみましょう。

マタニティウエディングまとめ

体調の変化などで不安なことが多いマタニティウエディングは悩み事も多くなる可能性もあります。そんな時は、マタニティに特化したサービスがある会場を選び、サポートを受けましょう。結婚と出産という大きなイベントを同時におこなうのはお二人にとって未経験なことも多いでしょう。素敵な結婚式にするには、支えあいの精神で準備をおこなうことが大切です。無理のない範囲で楽しく準備期間を過ごしましょう。

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