多い?少ない?結婚式二次会の平均人数とリストアップの考え方

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披露宴と違い二人で自由に招待ゲストや人数を決められるのが、結婚式二次会のいいところ。旧友・会社の同僚など、披露宴にお呼びできなかった親しい人をお呼びして結婚のお祝いをしたい…と思い描くカップルは多いはず。理想の二次会を計画するために、ゲストの平均人数・招待範囲・注意すべき点を知っておきましょう。

結婚式二次会のゲスト人数の平均

首都圏の二次会のゲスト平均人数を見てみると、60人という結果です。全国平均だと約50人です。
開催人数の規模ごとの割合を見てみると、60人規模の開催が特に多いわけではありません。100名以上の開催と、30~40人規模の開催の割合が若干多めですが、全体的に招待人数のボリュームはばらけています。10~30人の小規模な二次会の割合は、年々増えているようです。
これは、披露宴のあとの二次会の位置づけをカップルが自由にとらえ、テーマに合わせてゲストを招待しているからと考えられます。

データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017

二次会のテーマとゲストのリストアップの範囲

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二次会は通常は結婚式・披露宴の後に行います。一昔前は「二次会からのゲストと披露宴から続けて招待するゲスト」両方お呼びするケースが多かったのですが、現在は二次会にテーマを持たせ、披露宴と差をつけたパーティを企画するカップルも増えているようです。

呼びたい人すべてお呼びする二次会

披露宴の会場には入りきらなかった、自分たちの人生にかかわったすべての大切な人を招待する二次会です。
声をかける範囲と人数は広がりますが、披露宴から続けて参加するゲストの負担の配慮や、グループごとへの配慮など、ゲストへのフォローが不可欠になります。
また、人数の確定に時間がかかることが多く、会場を決めた時との予想人数と差が出てしまうことも考えられます。

披露宴と二次会の顔ぶれを分ける二次会

披露宴と二次会に招待するゲストの顔ぶれを分けるケースも増えています。挙式と披露宴は親族や親しい身内のみの少人数で、二次会は親しい友人知人を招いて大人数で、といった「お披露目パーティ」としての位置づけの二次会です。
披露宴からの続けての参加者がいないため、ゲストにとっては負担がかからないメリットがありますが、遠方の友人のお車代負担に関しての悩みが出てきます。

披露宴の打ち上げ的な位置づけの二次会

披露宴で呼びたい人はすべて呼んでしまっているため、そのあと親しい人だけで開催する結婚式の打ち上げ的な位置づけのカジュアルな二次会です。
二次会から来るゲストもいますが、披露宴から続けてのゲストがほとんどのことが多く、会費を安くする・披露宴と二次会の時間を開けない、などの配慮が必要です。

アットホームな人数が少ない二次会

少人数での開催で、ゲスト全員とゆっくり歓談できるアットホームな二次会も増えています。20~30人の小規模開催や15人以下の人数の少ないパーティは、結婚式の余韻をしみじみとかみしめることができますし、ゲスト一人一人に手厚いおもてなしができます。
が、大人数のように装飾や演出にこだわったパーティは予算的に新郎新婦の自己負担が増えるため、難しくなります。また、貸し切れる会場が少ないため、探すのに多少苦労するケースがあります。

二次会招待のお声がけする際に配慮すべき人

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二次会に招待するゲストをリストアップする際に、お声がけで配慮を払わなければいけないゲストがいます。できれば正式な招待をする前に、事前に連絡をとり、状況を説明して、それでも出席してくれるかどうか、ゲストに考えてもらうことが望ましいケースです。

どこのグループにも属さない

ゲストに知り合いがおらず、独りぼっちになってしまうことが予測されるケースです。また同じグループ内のメンバーの欠席が多く、一人だけの出席になってしまう場合は、たとえ出席の返事をいただいていても、状況を説明して出欠を再考してもらうなどの配慮が大切です。

遠方に住んでいる

遠方に住んでいるゲストに二次会に出席してもらうには、交通費と宿泊費…いわゆるお車代をどうするか、という配慮が必要です。会費で行う二次会はお車代が完全に新郎新婦の自己負担になるため、出せないというケースも多く、事前にお車代をどうするのか説明し、それでも来てもらえるかどうか、ゲストによく考えてもらってから招待する必要があります。

お子様連れ

お子様連れのゲストを招待したい場合、開催時間が夜が多いということ、ゲストにはお酒が入ること、会場設備がお子様連れの対応に難しい…など、確認を取らなければいけないことが多くあります。お声がけする前にはよく考える必要があります。

二次会の会場選びとゲスト人数の注意点

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二次会は披露宴と違い、企画した当初に予想していた人数と大幅に変わってしまうことがあります。また、断られるのを見越して大人数に声をかけたら、思った以上に出席率がよく、会場のキャパシティが足りなくなってしまうようなことも。ゲストをリストアップしてお声がけする前に、次のことを会場に確認しましょう。

二次会会場の最低保証人数・キャンセル料に注意

二次会では会場を貸し切りにするため、お店に払う最低保証人数・金額が決められていることがほとんどです。その人数に満たない場合は、新郎新婦が満たない分を負担することになります。人数が満たないからと言って会場を変える際にも、会場は比較的早い時期からキャンセル料を設定していることが多いです。キャンセル料がいつから発生するのかの確認はしっかり取っておきましょう。現在ではキャンセル料の未払いを防ぐために、前金として会場料金の10~20パーセントを先払いすることがほとんどです。

最低保証人数に招待ゲストが満たない場合

次のような対応策が考えられます。
 
・会場にプラン内容の相談する
 
まずは、状況を早めに素直に会場側に説明してみましょう。
安いプランへの変更をしてくれたり、開催時間を短くする代わりに値引きをしてくれた、といった対応をしてくれるケースもあります。
 
・会場を変える
 
キャンセル料発生前、またはキャンセル料と比べても会場を変えたほうが金額的に安くなるようなら、会場変更を検討しましょう。

披露宴から続けて二次会にゲストを招待する場合の配慮例

披露宴・二次会と続けて出席するゲストは、金銭的な負担はかなり大きいもの。二次会の会費は一律でいただくことがほとんどですが、中には金銭的な負担の配慮を検討する新郎新婦もいるようです。具体的には
 
・会費の値下げ
・受付でのお車代配布
 
などの配慮です。
ただ、ほとんどの二次会は、披露宴から続けて出席するゲストも二次会からのゲストも変わらず一律会費にしていることが多く、いかに気持ちよく二次会まで出席してもらえるか、パーティ内容やお待たせする時間への配慮のほうが大切といえます。

結婚式二次会のゲスト平均人数と招待する範囲のまとめ

結婚式二次会のゲストの平均出席人数は50~60人ですが、あくまで目安です。二人が大切にしたい二次会のテーマに沿って、ゲストの顔ぶれを想定してお声がけをしましょう。ゲストへの配慮と思いやりが伝われば、きっと理想の楽しい二次会が実現するはずです。

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