花嫁の手紙に家族(祖父母や兄弟)への気持ちを入れる場合の例文

祖父母へ花嫁の手紙©oliveromg – shutterstock.com

花嫁から両親に向けてメッセージを贈ることが多い花嫁の手紙ですが、他にもいっしょに過ごした家族がいる方にとっては、両親と同じように感謝を伝えたいと考えますよね。ゲストを前にプライベートな時間を使うことを心配されるかもしれませんが、手紙を通して家族の絆を感じることができるのは結婚式だからこそではないのでしょうか。兄弟、祖父母に向けて花嫁の手紙で気持ちを伝えるポイントや例文を見てどのように書き進めるとよいかご紹介します。

家族へ向けた花嫁の手紙とは

花嫁の手紙©IvaFoto – shutterstock.com

結婚式で読む花嫁の手紙は両親へ向けたものが多いですが、兄弟、姉妹、祖父母と家族に向けて感謝の思いを伝えたい方もいると思います。もちろん、両親以外にほかの家族へ感謝のメッセージを入れることは問題ありません。読まれた家族も驚いて感激されるのではないでしょうか。ただ、家族全員に向けた感謝やエピソードを書くだけでは長々しい手紙となってしまうので、伝えたいことを分かりやすくするには、手紙の構成を考えておくことが大切です。構成は「書き出し」「エピソード」「結び」で成り立ちます。「書き出し」にはいつも話しているような感じで家族への呼びかけをし「エピソード」には自分との絆がわかるようなこと「結び」は改めて感謝する流れで書くとよいでしょう。それぞれの構成に自分の思いを綴った文章を当てはめていくことで、ゲストも聞きやすい内容になります。

花嫁の手紙に家族へ感謝の気持ちを書くときのポイント

兄弟に花嫁の手紙©Norb_KM – shutterstock.com

手紙の書き出しに両親以外の家族にも宛てた内容にしたということを読み上げるとよいでしょう。感謝を伝える順番の形式はありませんが、自分から近い人(両親、兄弟、祖父母)から書いていくのが一般的になります。具体的なエピソードは大事ですが、家族だけしか伝わらない言い回しだと結婚式でゲストがついていけなくなるので、周りが理解できる書き方を意識します。どの家族に向ける場合でもメッセージの流れが「どのような思い出」があって「自分がどのように感じ」「今はどう思っているか?」という順番で書くときれいに文章がまとまります。

家族に向けた花嫁の手紙の文例

書き出し

皆さま、今日は私たちのためにお集まりいただき本当にありがとうございます。この場をお借りして、両親ならびにいっしょに過ごした祖父母への感謝の手紙を読ませていただくことをお許しください。

本日はご多用のところ、わたくしたちの結婚式にご列席いただき本当にありがとうございます。私事ではございますが、少しお時間をいただいて大切な家族へ手紙を読ませていただくことをお許しください。

エピソード

保育園の送り迎えは毎日おばあちゃんにしてもらいました。いつも一番乗りで迎えに来てくれたので寂しい気持ちにならずに毎日過ごしたことを覚えています。おばあちゃんの大切な時間を○○のために使ってくれてありがとう。

お姉ちゃんとは社会人になって、4年間いっしょに住みましたね。子どものころは喧嘩が多く嫌いな時期もあったけど、悩みがちな私にいつも叱咤激励をしてくれたお姉ちゃんがいてくれたことにとても心強く感謝し、お姉ちゃんの妹でよかったと思っています。

結び

こうしてよき日を迎えることができたのも、ご列席くださった皆さま、私をここまで育ててくれた両親、いつも私の味方でいてくれたお姉ちゃんのおかげです。これからは○○さんと二人で明るく楽しい家庭を築いていこうと思います。今後ともよろしくお願いします。

お父さん、お母さん二人の娘に生まれて、私はすごく幸せです。そして、おじいちゃん、おばあちゃん、いつもあたたかく見守ってくれて本当にありがとう。これで私も一人前の大人になれました。これからも元気で長生きしてね。いつまでも私の大好きなみんなでいてください。

花嫁の手紙に家族(祖父母や兄弟)への気持ちを入れる場合の例文まとめ

花嫁の手紙は両親に向けて書かれることが多いですが、感謝の気持ちを兄弟、祖父母など家族全員に伝えることは結婚式という節目には大切なことではないでしょうか。気をつけることは、花嫁の手紙を聞いているゲストにも伝わりやすくすることです。思い入れがあると花嫁の手紙も長くなりがちですが、基本的な手紙の構成の立て方を把握し、家族とのエピソードに対してどのように感じて、今はどう思っているかという流れを簡潔に書くと文章がまとまります。普段は言えないことでも、手紙の中では素直に伝えやすいもの。家族が自分にどれだけ心強い存在だったかということを感謝と合わせて伝えられるとよいですね。

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