結婚式のシャンパンタワー♪費用やおすすめの演出、注意点など

結婚式でのシャンパンタワー© iStock.com/ShotShare

結婚式に華やかさを与えるシャンパンタワーの演出。テレビやSNSで見て、一度は憧れたことのある演出ではないでしょうか?ただし、シャンパンタワーってなかなか馴染みがなく、費用や注意点ってなかなかわからないもの。見る分には簡単そうですが、実は成功させるにはいくつかポイントがあります。結婚式のシャンパンタワーを成功させる為に、この記事ではいくつか大切なポイントをご紹介します。

結婚式のシャンパンタワーには意味がある!

シャンパンタワーの一段一段が人生の一歩一歩を現していると言われています。また、1段目は自分、2段目は家族、3段目は親戚、4段目は友人などと意味が込められていて、さまざまな人に支えられながら、生きる自分の人生を現しているのだとか。

人に幸せを与える為には、自分が満たされていないと与えることができません。そのことをシャンパンタワーはうまく表してくれているのではないでしょうか。二人でシャンパンを注ぎ、1段目が二人の幸せで満たされたときに、順番に下のグラスを満たしていきます。これから二人で歩む人生も、一歩一歩自分たちで積み重ねた道をつくり、二人が幸せを感じることで周りにも幸せを与えていく。シャンパンタワーのような、そんな結婚生活を歩んでいきたいですね。

ゲストの人数別シャンパンタワーの段数

© iStock.com/Malkovstock

結婚式でシャンパンタワーを行う上で一番悩むのが、段数ではないでしょうか?段数によって費用も大きく変わってくるもの。シャンパンタワーをつくる上での、段数の考え方をご紹介します。

グラスは四角形で積み上げる

三角形や6角形などでシャンパンタワーをつくることもできますが、一般的に結婚式では積み上げやすい、四角形のシャンパンタワーになることが多いです。四角形のシャンパンタワーは一段あたりのグラス数も多くなるので、より豪華で華やかな雰囲気となります。

5段が最小クラス

シャンパンタワーは通常5段~となります。5段だと、合計55個程度のグラスを使用することになります。

1段目:1個
2段目:2×2=4個
3段目:3×3=9個
4段目:4×4=16個
5段目:5×5=25個

7段で140個のグラスを使用する

見栄えやゲストの人数を考慮して、結婚式では6~7段程度のシャンパンタワーが理想です。6段でグラス91個、7段ではグラス140個を使用します。下段の方までシャンパンがきれいに注がれることは難しいので、ゲストの人数丁度の段数に合わせると、シャンパンタワーを成功させにくいです。ゲストの人数よりも1段多めの段数で設定をすると安心でしょう。

7段の場合のグラス数
1段目:1個
2段目:2×2=4個
3段目:3×3=9個
4段目:4×4=16個
5段目:5×5=25個
6段目:6×6=36個
7段目:7×7=49個

結婚式のシャンパンタワーにかかる費用

シャンパンタワーの費用© iStock.com/William_Potter

結婚式場によってはオプションで選べたり、無料プレゼントでシャンパンタワーがもらえたりするところもあります。また、会場にシャンパンタワーのオプションがなくても、専門業者にお願いをすることも可能です。

段数別に使用するシャンパンの量

シャンパンボトルの容量は750ml程度が一般的です。グラスの容量を125ml程度と考えると、ボトル1本で6杯分となります。この計算で行くと段別に使用するシャンパンの量は下記の通りとなります。

5段(グラス55個):シャンパン8~9本程度
6段(グラス91個):シャンパン13~15本程度
7段(グラス140個):シャンパン21~23本程度

ただし、上記の計算は下段のグラスまですべて「なみなみ」で注いだ際の計算となりますので、実際には記載の本数よりも少ないボトル数で実施することになります。グラスサイズも異なりますので、実際には専門業者や会場と相談をするのがよいでしょう。

シャンパンタワー設置の費用

出張レンタル業者の価格一例になりますが、下記の値段で設置が可能です。費用にはプラスチックグラスと、設置費用が含まれます。

5段:55,000円程度
6段:55,000円程度
7段:60,000円程度
※シャンパン代金は含まず

シャンパンタワーの注意点と成功のポイント

シャンパンタワー© iStock.com/Alexeg84

見た目は簡単そうですが、シャンパンタワーにはいくつかの注意点があります。結婚式でシャンパンタワーを成功させるためのポイントを押さえましょう。

すべてのグラスに綺麗に注げるわけではない

シャンパンタワーはプロが並べても、一番下のグラスまで綺麗に注がれることは難しいです。また、シャンパンが足りなくなることもあるので、事前に何本!と決めておくよりも、見栄えの良い程度までシャンパンを開けて流すか、事前に多めにシャンパンを注文しておくと良いでしょう。

グラスを配る際には要注意

シャンパンタワーにシャンパンを注ぐと、グラスはなみなみ注がれた状態となり、ゲストに配る際にこぼしてしまう可能性が高くなります。また、取っ手がシャンパンで濡れてしまった際は、ゲストの手が濡れたり、べたべたになったりすることも。お店によってはグラスからグラスに移し替えてから配りますが、事前に対応に関してプランナーさんと相談して決めることをおすすめします。

全員に配るまでに時間がかかる

なみなみに注がれたグラスをゲスト全員に配り終わるまでには、結構時間がかかるみたいです。なので、配られている間はゲストが手持無沙汰の状態になります。シャンパンタワーの演出からみんなで乾杯するまでには、ムービーや余興かなど、何か一つ演出を入れると良いでしょう。

シャンパンタワーを行うタイミング

乾杯のタイミングで行いたいと考えている人も多いのではないでしょうか。しかし上記で記載した通り、グラスをゲスト全員に配り終えるまでには時間がかかります。それでは中々乾杯がスムーズに進みにくいので、おすすめとしてはケーキ入刀の後に取り入れることです。結婚式で2回乾杯を行うのも、ありではないでしょうか。

結婚式におすすめのシャンパンタワー演出

シャンパンタワーだけでも素敵ですが、一工夫を加えることでさらに魅力的になりますよ。

フルーツ入りのシャンパンタワー

フルーツをトッピングするだけで、セレブ感あるシャンパンタワーとなります。イチゴやチェリーなどがおすすめです♪

フルーツ入りのシャンパンタワー© iStock.com/sergmam

シャンパンを注ぐと色が変わる

シャンパンを注いだ瞬間に、グラスの色が変わる演出です。あらかじめグラスに少量のリキュールを入れておくことで、好きな色にすることができます。赤のシャンパンタワーやブルーのシャンパンタワー、カラフルなシャンパンタワーまで、好みの色に仕上げることが可能です。

赤いシャンパンタワー© iStock.com/amoklv

日本酒を使った升タワー

シャンパンではないですが、和婚でも取り入れやすい演出です。升タワーに日本酒を注ぐのも粋ですね。

シャンパンタワーで華やかな結婚式に

人生に一度は見てみたいシャンパンタワー。お二人が楽しそうに、嬉しそうにタワーにシャンパンを注ぐ瞬間は、結婚式でも最高のシャッターチャンスになるのではないでしょうか。

シャンパンを上手に注ぐことも大切ですが、何よりもお二人が「楽しく」注ぐことが一番大切。シャンパンタワーの醍醐味は「飲む」ことよりも、「見る」こと。ゲストもお二人の姿を楽しみにしていることでしょう。こぼれる程のシャンパンと、こぼれる程の笑顔で、素敵な結婚式になりますように♪